こらむ@ねごとや

Internet覚書

  旧サイト或いはブログ等で触れていたインターネットに関する記事をまとめています。

  2006年2月5日作成のRSS作成法です。Headline-Editorというアプリケーションを使用して、XML構文を習得することなく自サイトのRSSを作成します。

RSS作成法

■ アプリケーションの入手

  最初に、使用要件の確認です。以後説明する方法は、あくまでも以下の条件を想定しております。
  次にアプリケーションを入手します。下記URLのサイトに移動し、RSS EDITORの項目から「Headline-Editor Lite」を選択して下さい。同じソフトのStandard versionは有料ですのでご注意のほど。
  説明に使用している画像をクリックすると、一部を除き大きな画像がご覧になれます。また、説明に使用しているURL等のホームページの要件は、あくまでも旧サイトのものであり、現在の当サイトのものとは一致しません。

■ アプリケーションの展開

エクスプローラーイメージ   気をつけて頂きたいのは、このソフトはいわゆるインストーラーがありません。exeファイルはただの実行体ですので、フォルダごとご自身が管理しやすいところに保管されてください。また、右図のなかにあるもののうち、xsl拡張子のファイルは、作成したRSS用のスタイルシートファイルです。こちらの解説はまた後ほど。

■ アプリケーションの立ち上げ

操作画面   では、早速たちあげてみましょう。こちらが、Headline-Editorの操作画面です。ご覧になっている画面は私のHPの情報が入っている状態ですが、新規作成画面では当然のように全ての項目は空白です。
また、実際に操作される前に、RSSを組み込む予定のホームページに関する情報を整理しておきましょう。ポイントとしては、
といったところでしょうか?

■ 画面入力

入力項目
  では、順々に情報を入れていきましょう。
  1. ホームページタイトル・・・対象のホームページタイトルですが、出来ればタグ側<title></title>の間にあるページタイトルと同じものに。
  2. ホームページURL・・・説明の要はないですよね?ホームページTOPの「住所」であり、RSSのURLではありません。
  3. ホームページ説明文・・・任意でも構いませんが、私の場合は検索エンジン登録用のものに合わせています。
  4. RSSのURL・・・作成したRSSファイルを置く予定のURLを。ファイル名に関しては、拡張子rdfの任意のファイル名で。(現在のサイトでは拡張子をxmlにしております)

■ ロゴの登録

アイコン登録   ところで、実際にHeadlineEditorを起動すると分かるのですが、右図のような入力画面があります。こちらを使えば、RSSファイル内にHPのロゴとTOPへのリンクを張ることが出来ます。但し、私利用してません(爆)
  ですから、勝手ながら、ここでも使用しないという方向で話を進めます。

■ 入力画面切り替え

この画像は拡大版は用意されていません
  基本情報の入力が終わったら、操作画面上部のタブをクリック。「項目」画面を呼び出します。まだ、ファイル情報に関する入力が残っていますが、それはまた後の項目にて。

■ テーブルへの入力

この画像は拡大版は用意されていません   左図のようなテーブルで仕切られた画面が開きます。
  左列から順に、更新或いは新規作成したページのタイトル(HPと同じくヘッダー記述に合わせます)、更新日付、ページURLを入力していきます。 更新日付は、既定の設定では、アプリケーション操作時でのリアルタイムでの日付と時間が入りますが、勿論、任意の日付での入力が可能です。ページURLは、http://から始まるものを。
  また、こちらで入れる情報は、新しいものほど下の行に入力されていきますが、実際に作成したRSSファイルを閲覧すると、作成時とは逆に下の行に入力された情報が上の行に表示されます。勿論、これは日付のときと同じくデフォルトの設定(既定の設定)であり、画面上でこの昇順、降順の設定(excelを使う方ならお分かりですよね?)は変更できます。
  ここで入力した情報は、作成されたRSSファイルとともに拡張子「tbl」の同名ファイルに保存されます。また、このtblファイルは、excelまたはテキストエディタで編集することも可能ですが、あまりお奨めは致しません。
  HeadlineEditorを再起動して、ファイルの読み込みに入ると分かるのですが、読み込まれるファイルは、RSSファイル本体ではなく、tblファイルを読み込みに行くのが分かります。

■ ファイル情報

ローカル側のファイル情報です
  では、次にファイル情報です。ここでRSSファイルの拡張子を選択します。前述したように、ソフト提供元のInfomakerの奨めに従い、rdf拡張子を選択することにします。ちなみにxmlファイルを選択すると、こちらのような形になります。これは、私が現サイト(ねごとや)用にアップしているXMLファイルです。
  拡張子を設定したら、次にローカルでの保存先の指定です。これは、後でFFFTPなどのFTPツールを使う際に管理しやすい場所にしておきましょう。「参照タブ」をクリックすると、エクスプローラーが立ち上がります。私の場合は、「rss」というフォルダに収納しています。

■ スタイルシート

この画像はクリックしても拡大版は表示されません   次にオプション的なものになりますが、スタイルシートの設定です。HeadlineEditorをダウンロードすると分かるのですが、実行体ファイル等とは別に、拡張子「xsl」のファイル(sample1.xsl sample2.xsl)が二つ同梱されています。これは、XML構文用のスタイルシートファイルです。現在、ご覧になられているこのページにもスタイルシートは使用していますが、あくまでも、HTML4.01用のもの。XMLはさすがに分かりません。そこで、私の場合、このxslファイルをそのまま利用させていただいています。ちなみに、スタイルシートを使用しないRSSファイルをブラウザで閲覧すると、前段のxmlファイルのような形になります。スタイルシートを用いると、通常のウェブページのような形で閲覧できるというわけです。
  正直、RSSのスタイルシートについては、私自身はそんなに必要性を感じません。
  最もシェアの高いブラウザであるInternet Explorerにしても、7になってからはビューワー機能を有している為、適切なレイアウトでRSSを表示してくれますし、RSSを情報源とする方々の多くは種類を問わなければ、何がしかの専用ビューワー(リーダー)を使用しているでしょう。
  MacやLinuxの現状は存じませんが、Winにおいてシェアの高いブラウザでその機能を有していないのは、Internet Explore の6くらいでは?と思います。
 HeadlineEditorには、スタイルシートがふたつ同梱されています。しかし、Infomakerが解説に書いているのですが、実際に使用できるのは、「sample1.xsl」だけのようです。個人的に試しに「sample2.xsl」を使ってみましたが、レイアウト的にドエライことになりました^_^;
  ちなみに実際の作業としては、サンプルの図をご覧頂くとわかるのですが、sample1.xslのファイル名を変更して読み込ませています。

■ ファイルの保存とアップロード

この画像をクリックしても、拡大版は表示されません   では、いよいよ保存です。ファイルタブをクリックして、「名前をつけて保存」を選択します。設定したファイル名、フォルダと矛盾しないように気をつけましょう(笑)←私はやらかしました^_^;
  選択、クリックすると、同時にtblファイルも生成されたことがわかります。
  次に、この保存したファイルをアップロードするのですが、ここはお手持ちのFTPツールでどうぞ。ちなみに私が使用しているのは、FFFTPというフリーソフト。入手先はこちらです。スタイルシートを適用された方は、xslファイルのアップロードも忘れずに

■ TOPへの組込

  RSSファイルを作成、保存、アップロード・・・・しかし、これではまだRSSの作成は終わったとは言えません。次に更新内容の基本となるHPトップに手を入れます。個人サイトのトップページの殆ど多くは、index.htm或いはindex.htmlだと思いますが、このページのソースに手を入れます。ここで遂にタグの出番となります。html(htm)ファイルをHP作成ソフト或いはテキストエディタで開き、ヘッダー部分、<head>と</head>の間に下記のリンタグを挿入してください。
<link rel="alternate" type="application/rss+xml" title="任意" href="RSSファイルのURL" />
  ちなみに私の作ったタグ(旧サイト)は、以下の通りです。
  <link rel="alternate" type="application/rss+xml" title="RSS" href="http://www5d.biglobe.ne.jp/~K-toku/rss/headline.rdf" />
  TOPの変更が終わったら、忘れずに書き換えたTOPページのファイルもアップロードしましょう。

■ 読込テスト

クリックすると拡大したイメージでご覧になれます   次の段階として、当然ですが、テストです。お手持ちのRSSリーダーに、ご自身のHPを登録しましょう。現在、Internet Explore 7をはじめとして各種のブラウザが、RSSリーダーを実装しています。また、フリーソフトのRSSリーダーも多数ありますし、大手プロバイダ各社もリーダーを公開しています。登録後、RSSの情報をそれらで読み込めれば成功です。ちなみにフリーのリーダーにご興味のある方は、下記リンク先で入手してください。
 ちなみにイメージとしてあげているのは、私が使用している公開型のRSSリーダーのハードコピーです。これもURLを下記に公開しておきます。
Headline-Reader Lite
Infomakerが公開するRSSリーダーのフリー版
Biglobe RSSリーダー
Biglobeの公開型RSSリーダーです。管理者以外も閲覧は可能。

■ RSSのチェック

  リーダーで読まれない場合、以下の点をチェックしてみましょう。
  1. TOP内のタグの記述に間違いがないか
  2. アップロードの手順に間違いがないか、TOP,更新ファイル,RSSファイル,スタイルシート(xsl)をきちんとアップしたか。
  3. XMLの構文に間違いがないか。
  3の項目については、このページの主旨とは矛盾しますが、念の為チェックすることをお奨めします。
  とはいっても、文法チェックは専用ウェブサイトで自動的にチェックできます。
  下記サイトにアクセスします。
  アクセス後、トップページのテキストボックスにRSSのURLを入れるだけです。

■ CGI/Perl での作成

サーバーサイド、CGIによりRSSを生成する方法もあります。
上記サイトにアクセスした後、メニュー欄の「Perlスクリプト」 > 「ユーティリティ」から検索してください。「RSSファイル作成CGI」があります。こちらであれば、ローカル側の環境の影響も受けにくいのではないかと思います。

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