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たまっていた感想を少しづつ片付けていきます(小説感想三つ)

かなり長いこと感想書きをサボっていたので、たまり方が凄いことになっている・・・が、すこしづづ片付けていこう。

ところで、6月のエントリって、これ以前は一つしかあげていないのですな(^^ゞ
少しずつサボっていた分を取り戻しますです、はい。
まずは小説感想三つ。

明日の空(貫井徳郎) ← 電子書籍

読書メーターで読友さん達がやたら褒めていたので、気になって読んでみました。
ジャンル的には青春小説と言うことになり、善意の連鎖を描いた物語ということになるのでしょう。
ミステリーと言えないこともないが、叙述トリックとしてみればいささかずるい(笑)
物語は三つのパートに分かれていて、三番目の物語で全ての謎が明らかになるというもの。
そのオチに込められたメッセージは、比較的まともというと語弊があるが、ごく当たり前のもの。しかし、現実の生活ではその当たり前のことが実は難しかったりする。
早い話、差別意識と向き合うことと、与えられた善意を他の誰かに善意で繋いでいくこと。
言葉にすれば単純だが、これ結構難しいことだと思いますよ。
ただ、作中二人の主人公、山崎をそれを実践したし、栄美はそれをなす覚悟をもってこれから生きていくのでしょう。

地球最後の野良猫(ジョン・ブレイク)

ぬこ好きによるぬこ好きの為のぬこSF小説(笑)
・・・と書くと「猫の地球儀」を連想する人がいるかもしれないが、こちらはあくまでも人間視点。
近未来、猫の飼育が厳しく規制された世界。
主人公の女子高生ジェイドは、ふとしたことから登録されていない猫=野良猫のフィーラを飼うことになり、以後それが発覚、追われる身に。
フィーラの存在が発覚後は、逃走、恋愛とめまぐるしいドラマが展開されますが、肝心のフィーラはマイペース(笑)まぁ、猫だから。
ただ、物語世界において、猫が厳しく規制されている背景が「猫インフル」か・・・・・・設定としてはやや弱いかなと・・・・・・
SFとしてみれば、割とライトと言っていいでしょう。

有頂天家族(森見登美彦) ← 電子書籍

森見登美彦三冊目~~

皆さん、たぬきですよ、たぬき!!
ぽんぽこですよ、化けるんですよ。

京都を舞台にした作品。
そこで暮らす狸、天狗、人間達のお話。
狸たちの「阿呆の血」ゆえの騒ぎっぷりがいいです(笑)
森見さんはやはり天才ですね、どこをどう考えれば、こういう構想が出てくるのやら。
主人公である矢三郎を中心とした下鴨家たぬき一同により、宿敵であり叔父である夷川早雲に打ち勝つまでの一大エンタメ・・・だが、阿呆だ。
とにかく、狸たちが面白く、赤玉先生が面倒くさく(笑)、人間代表である金曜倶楽部の面々がわけが分からない。
一番わけが分からないのは、勿論弁天様ですが・・・過去読んだ森見作品のヒロイン、四畳半の明石さんだったり、夜は短しの「私」あたりに比べるとかなり複雑怪奇なキャラクター、ひょっとしたら森見流峰不二子?

京都は魔都というが、この森見ワールドでは狸だの天狗だのが普通に市井に紛れて暮らしており、人外が住むには心地よい世界のようです。

ところで「有頂天家族」もアニメ化ということで、公式サイトによると、残念ながらこちら福岡では放送してくれないようですが、バンダイチャンネルでの配信はあるようなので楽しみにしております。

返歌のようなもの

どこかのAppleユーザーさんがお手紙出してきた。
読まずに食べそうになったが、直前で気がついたのでちょっと考えてみた。

Sony Readerの利点?
・・・ねえよ(笑)
おそらくシェアという点だけから見れば、電子書籍リーダーの主流はkindleであり、噂されているApple製リーダーでしょう。
提供されているコンテンツもkindleの方が上の筈。

私がSonyにした理由

1,最初はkindle Fire HDにしようかと思ったが、クレジットカード決済オンリーという点で二の足を踏んだ。結果、リーダーとiPadを買うという余計に金のかかる方法に(爆)
2,とりあえず国産メーカー或いはベンダーにしてみたかった。
3,赤が好き。
4,コンテンツ購入窓口がソニーストアだけでなく紀伊國屋も使える。
5,私は別に楽天ファンじゃないww(koboに固執する理由がない)

最後はともかくとして、1,2,4は大きかったですね。私はクレカの使用はできる限り控えたいタチなので。
あと、kindle Fire HDを外したことでiPad購入意欲は強まりましたから、国産という部分には余計強く惹かれました。
そして、4の部分。
これが実は購入後大きく好影響をもたらすのですが、紀伊國屋のウェブストアはマルチデバイス対応。
大まかには


  • パソコン

  • iOS

  • Android

  • Sony Reader

に対応してくれているのです。さらに言えば、紀伊國屋のiOSアプリ「kinoppy」を使えば、Appleのポイントが使用可能。
どういうことかというと、コンビニで売っているiTunesカードを購入し、パソコンからiTunesの自分のアカウントにポイント登録。
そのポイントを使って、kinoppyで買い物。
当然、購入した書籍データはiPad或いはiPhoneにDLされます。そのまま読んでもOKですが、私の場合、Sony Readerで再度アクセス。紀伊國屋での自分のアカウントから購入履歴を辿って、Readerに再度DLという方法をとってます。
DLした書籍データは、コミックについてはiPadで、小説についてはSony Readerで読むというスタイルをとっています。
この方法でなら、クレカも使わなくて済むし、一つのコンテンツを複数のデバイスでTPOに応じて楽しむことも出来る。
ご家族のある方なら、ご自身はReaderで読み、お子さん或いはパートナーの方はiPadで読むという使い方も出来るでしょう。
もうひとつ言うなら、iPadに限らずある程度以上のスペックのタブレット端末だと、色々と機能があるので私は読書に集中できません(爆)
Sony Readerは低スペックであり、有り体に言えば、本を読む以外にはたいしたことが出来るわけではない(偏見かもしれんが)
ブラウザをたちあげて、サイトを閲覧するとたちまち画面がカクカクしてしまう。
しかし、「それしか出来ない」からこそ、本を読むことに集中できる。
私は、Readerがなかったら、読書量が半分以下に落ちる自信がある(爆)
あと、画面の輝度とかボタン操作(画面上のフリック操作も勿論できる)とかは、個々人の相性の問題でありましょう。

結論を言いましょう。
Sony Readerなんてたいしたことない!!
特別これを選ぶメリットなんかない!!
購入可能なコンテンツの種類や量も大したアドバンテージを持っているわけでもない!!

しかし、他のデバイスとの連携次第では、色々と楽しめるデバイスですよとは、自信を持って言える。

ところで、さんざんステマしておいたので、Sonyさん紀伊國屋さんAppleさん、ポイントをつけてくれないだろうか?(笑)

オフ会について色々考察中

幹事をするのは一向に構わないが、九州開催で人が来るのかどうかが不安。福岡は仕事で通っているだけで、地理的なことも何もよく知らないが、それは気にしない(笑)
東京や大阪或いは名古屋といった所の方が人は集めやすいでしょうがね。

ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師な件(野村美月) ← 電子書籍

ちょっとした息抜きのつもりでDLしてみました。
作者様は源氏物語モチーフの「ヒカルが地球にいた頃」シリーズの方。
作品の内容としては、こちらの方がより「ラノベ」らしいですね。

女の子と見分けがつかない「男の娘」の主人公(本人はいやがっているが)=シャールことシャーロック・ドイル
万能の天才と呼ばれる主人公の姉=グリンダ
元アイドルの王妃=雪
美貌の国王=エーレン王シザエル
そして、これがメインのヒロインになるのでしょうが、まだ9歳ながら聡明な王女聖羅

すがすがしいまでにハイスペックかつ浮き世離れしたキャラクター群だ(笑)
おとぎ話である以上、別に構わないが、普通に小説として考えれば十分にハイスペックな「ヒカル」シリーズすら遙かにぶっとんでいる設定であります。
何となく、作者様、ラノベというジャンルを「堪能」しているなと(笑)

ストーリーとしては「とりかへばや物語」とでもいうべき内容で、主人公シャールが失踪した姉グリンダのかわりにエーレン国に赴き、家庭教師を務めるというもの。要は男女入れ替わりによるドタバタ劇ですね。
・・・・・・実際はありえねえよ(笑)ボディチェック時なんかどうやって凌いでるんだよ(笑)
まぁ、アタマを空っぽにして読むお話ということか(褒め言葉です)


誰もわたしを愛さない(樋口有介) ← 電子書籍

柚木草平シリーズ第6弾。
ラブホテルで女子高校生が殺害された事件を取材することになった柚木。
本作より新しくパートナーとなった新人担当編集者直海に口うるさく普段の不真面目な生活態度をなじられつつも、独自のコネクションと推理で真実に迫っていく。

いや、タイトルの意味、最後まで読んでようやく分かりました。
いままで割と軽く読んでましたが(失礼)、このお話、いままで読んだ柚木草平シリーズの中では一番面白かったです。
いい意味で推理ものらしかったですし、じっくり読むと、作者様が綿密なデータのもとに物事を記述しているのが分かる。
時代の推移もあり、柚木は相変わらず38歳でありますが、携帯電話などの単語も出てくるし、パソコンも駆使し始めている。
ただ、インターネット時代にさしかかりつつある情勢の中(物語の中の時代)、いまだに仕事場にファックスを置いていない柚木って(笑)
名言はされていないが、恐らく柚木としては少しでも編集者の手を逃れるためにファックスを遠ざけているのだろうが、いまはムリだな(笑)
メールでは、いいわけを考えるのが大変だ。
柚木の仕事のスタイルを現代に置き換えると、多分スマホやタブレットを薦められても頑としてガラケーを使い続けて、家以外では大きなデータは扱わずに済ませようとするタイプと見た・・・・・・何だ、私に近いではないか。

本作では以下の台詞が気に入った。

「自分を信じるな。自分の感性も価値観も美意識も疑ってかかれ」
「他人を疑う奴が自分を疑わなかったら、理性に申し訳ない」

内容、言い回しともに、実に柚木らしい。
ちょっと言い方を変えると横島忠夫になりますけどね(この世に自分ほど信じられんものがあるかー!!)

事件の真相は例によって、やるせない。
ところで、元狸社会研究者にして担当編集者の直海さん(メガネ美人)、次巻以降も登場するのかいな?

夜は短し歩けよ乙女(小説)感想

夜は短し歩けよ乙女(森見登美彦) ← 電子書籍

森見登美彦二冊目。
世界観としては、「四畳半神話体系」と共通する。
やはりあの作品と同じく京都を舞台とし、やはり京都の大学(恐らくは京大?)に通う二人の学生が主人公。

二人の「私」
黒髪の乙女の「私」と
彼女を慕う先輩であるところの「私」

酒が飲みたくなったといい、夜の町に繰り出す乙女を追い、同じく夜の町に繰り出す先輩。
これを始まりとして、不思議でおまぬけで素敵なお話がスタートします。

はっきり言いましょう。
今年(2013年)に入って読んだ小説では、一番面白かった♪

これは「四畳半」を先に読んでいたことが大きかったのでしょうね。
登録している読書メーターでは、こういうコメントを私は残してました。

偽電気ブラン注入120%、ロマンティックエンジン始動!いま酩酊空間を抜け、目指せ風雲偏屈城!風邪ひき達をなぎ倒し、進め、プリンセスダルマ!繰り出せ、おともだちパンチ!見逃せ、春画蒐集

↑原文ママ

とにかく、乙女の行動がいちいち面白く可愛い。
そして、それを追いかけ、彼女の視界に少しでも入り込む「ナカメ作戦」を敢行する先輩がとにかくいじましい。
ああ、この素直さは「四畳半」の私や小津にはなかったものだなぁ(笑)
四畳半世界からは、樋口師匠と羽貫さんが登場。
相変わらずカオスな世界を彩ってくれます。
樋口師匠も羽貫さんも日本にいることを考えると、時間軸としては「四畳半」の前ですね。
となると、この物語の時、あの「私」も小津も明石さんもまだ高校生か。

最後は、「四畳半」と同じくハッピーエンドを臭わせた終わり方でありますが、この二人の「私」ならば素直に祝福できる。

感想ふたつ・・・・・・お父さん、あれはちよちゃんのお父さんだw

感想は色々たまっているが、まずは二作品の感想を

憂鬱なヴィランズ(カミツキレイニー) ← 電子書籍

ヴィランズとは「悪役」のこと。
この場合の悪役とは、おとぎ話における

赤ずきんの狼であり
グリム童話の青ヒゲであり
白雪姫のいじわる王妃

といった憎まれ役のこと。
そして、ある絵本により、これら悪役の力を得た異能者達のこと。

絵本は全て陰惨な結末に終わり、力を得た異能者はその結末通りの事件を起こす・・・・・・ただし、あるルールを守っていればその運命からは逃れられる。

条件付きで特殊な能力を得るが、その条件を破った者には悲惨な結末が待っている、というのは異能力バトルものではよくある設定。

バスジャック事件を端緒として、主人公笠木兼亮はその異能バトルに巻き込まれるというものですが・・・・・・申し訳ない。この作には乗れなかった。
作者様は「こうして彼は屋上を燃やすことにした」で話題を呼んだと言うことで試しに読んでみたのですが、正直、次に期待。


南の子供が夜行くところ(恒川光太郎) ← 電子書籍

恒川光太郎は私にとっては「秋の牢獄」である。
同じファンタジックホラーであっても、この方には朱川湊人と違って、叙情よりもじわじわくるような怖さのホラーのイメージがある。
言ってみれば、やや陰惨な傾向が強いというか。
本書は、言ってみればオムニパス形式の南国ホラーであり、どこかユーモラスなイメージすらある短編小説群であります。
何といっても、出てくる邪神様がキュート。
私としては、あずまんが大王のちよちゃんのお父さんをついついイメージしてしまいましたよ。
いや、真面目な恒川ファンや文学求道者には怒られるでしょうが、あの理不尽な物言いとワケの分からない言動は、まさにちよ父(笑)

赤いものを食べるのだ(爆)

ただ、取り出すものが死体だったり、殺人をそそのかしたり、碌なことはしませんけどね。そしてその邪神に導かれる世界・・・・・・そこには、私達にとってのなじみ深い条理が通用しない異界の恐ろしさがあります。

次は同作者様の沖縄を舞台にしたホラー小説を読んでみたいと思わせてくれました。

仮面ライダーウィザード 第37話「絶望、指名手配」

今週のウィザード!!

ファントムラームの人間態がさっぱり記憶から抜け落ちている件・・・・・・
もう九官鳥が本体としかイメージ出来ないwwww

ウィザードはもともとシリアスパート(というかライダーならではの暗黒パートw)とコメディパートが混ぜ具合が非常にうまくいっている作品だと思う。
そうしたシリーズの中でも、今回のこれはいささかコメディ方向に振り切って作られていた印象。
インフィニティ回やソラ過去回でダークサイドに振った反動か?

冒頭でファントム人間態の印象が薄いと書きましたが、それもこのコメディ振り切り演出の影響か?
まぁ、ゲストファントムにしても、あの猫ファントムやレギオンの内藤さんのような印象の鮮烈な人は珍しい方だから、冷静に考えればそれほど不思議なことではないんだが。
ただ、ちょっとマヨネーズこと仁藤がコメディパートに頑張りすぎではある(笑)
何だよ、鳥の餌→カラスの襲撃→羽をアタマに刺したまま変身のコンボは(笑)
反対に、ソラのシリアルキラー設定は、部下のファントムへの指示出しの時の凄み演出に多大な貢献をしていたな。
・・・・・・メデューサ姐さん、ガンバレ。
怒らせると怖い幹部怪人のポジションまで、ソラにとられてしまっているぞ。

一方、今回のゲートの根本さんは、超弱メンタル。
逮捕されそうになるというだけで絶望モード・・・・・・お前は糸色望か。
このゲートの弱腰ぶりに、凛子もブチギレ。
あの説教は、間接的に私に向けられていたような・・・・・・気がする(爆)

それにしても、警察の取り調べ→犯人に仕立て上げというゲートの感覚は・・・・・・何、遠回しな警察批判なの?(笑)
まぁ、今回の警察は、別のビルの監視カメラの映像の存在に気づかない時点でダメダメ確定なんだが。
特撮ドラマでの警察の無能ぶりは異常・・・・・・と思ったが、現実も(以下自粛)

最後は、ゲートの根本が絶望してファントム生みかけだったが、これ、ちゃんとオチつけるんだろうな?
・・・・・・多分、何事もなく、来週は新しいドラマに突入しているんだろうけど。
まぁ、その前に瞬平への司法の裁きをだな・・・・・・

それはともかく真由ちゃんの復帰はいつだ!?

仮面ライダーウィザード 第36話「九官鳥は語る」

今週のウィザード!!

公務執行妨害
傷害=凛子と同行の警官二名を突き飛ばし
窃盗=パトカーで走り去り

以上が、瞬平の本日の罪状。
多分、他にもある筈なので、法律に詳しい方、ヨロw

今週は、いきなりの放火魔疑惑からスタート。
すわ、冒頭の男=ファントム=放火魔か?
と思いきや、上記の人物はゲートで、しかも放火魔容疑はえん罪。

放火魔捜査でミスを犯した凛子はクビの危機。
それもこれも瞬平が悪い・・・・・・いや、私もそう思うが(笑)
ということで、凛子と瞬平は仲違い。

一方、晴人はインフィニティスタイルを手に入れパワーアップしたこともあり、以前ワイズマンの魔法結界で煙に巻かれたあの森へ。
しかし、結果はワイズマンに軽くひねられたという。
どうやら、ワイズマンはメデューサ姐さん以上に相手の魔力を吸収する能力を持っている模様。姐さんと違って、相手に触れなくてもそれが出来るところがポイントか。
しかし、今回で改めて分かったが、ワイズマンやはり「何者か」が変身した姿なんだな。そして、晴人の魔力に目をつけるあたり、大量の魔力を必要としている模様。
もしかして、魔力を大量に消費するタイプなのか?或いは、大量の魔力を何かの目的に必要にしている?サバトはその為?
普段寝台に伏していることから、正体は老人か、魔力消費を抑えているのか・・・・・・いずれにしても、常時活動できる状態ではなさそう。

ワイズマン=老いた魔法使い
晴人=若い魔法使い

だったりして・・・・・・以前唱えた「白い魔法使い=ワイズマン=輪島のおっちゃん」説とは矛盾しますが。

さて、今回のゲートは強面のルックスとは相反して、どうも気の弱い人物の様子。
えん罪とはいえ、警察に拘留などされたら、簡単に絶望しそう・・・・・・
で、それを守る為に、瞬平は犯罪者に(涙)
・・・・・・どう収拾するんだろ、これ・・・・・・

一方、今週はドラゴタイム不発。
最強スタイルインフィニティ登場とはいえ、ドラゴタイムはやはり使い勝手のいい能力だなと。ならば、再度オールドラゴンの雄姿をだな・・・・・・

ところで、オールドラゴンとインフィニティ、どちらが真の最強スタイルなんだ?
インフィニティ登場で魔力が底上げされているようだから、オールドラゴン自体の力もさらにアップしているのでは?
何といっても、フェニックスさんを太陽まで吹き飛ばすライダーキックの使い手なんだから > オールドラゴン

今週からいよいよ晴人も、「賢者の石」の存在を意識し始めている様子。
よし、コヨミに「ハガレン」全巻購入させるんだ(笑)

ちなみに、石ノ森版「仮面ライダーBlack」では、賢者の石は仮面ライダーであるブラックサンとシャドームーンの力の源として体内に埋め込まれていましたね。

蛇足ついでに・・・・・・
ドーナッツ店ハングリー店長に向かって九官鳥が「絶望」を連呼していたのは、きっとMovie大戦を見た観客の心情を代弁してくれたに違いない。

今週は一冊しか読んでいない

鹿男あをによし(万城目学)← 電子書籍

事前に予備知識なく「かのこちゃんとマドレーヌ夫人」(以下かのこちゃんと略称表記)を読んでいたので、その流れで。
この作品の主人公、「かのこちゃん」の主人公のお父さんなんですね。
ただ、「かのこちゃん」でのお父さんとはかなりキャラクター性に違いを感じました。
「かのこちゃん」で見せるほんわかとした感じはなく、研究室に居場所がなくなり、やむなく女子高の教師を務め、そして嫌々ながら訪れた運命と悪戦苦闘する不満の塊のような男。何しろあだ名が「神経衰弱」
ちょっとしたことでメンタルがやられると、途端に腹が緩くなると言う、悪い意味で現代的なインテリ青年です。

それがどうして「かのこちゃん」のお父さんのようになったのか、恐らくその解の一端はこの小説にあるのでは?と。

鹿、この作品での鹿は「神使」とでもいうべき存在でありますが、ある不思議な鹿との出会いと、不本意ながら果たさなければならなくなった「お役目」
その過程で出会ったヒロイン堀田イトとの交流が彼を変えていったのでは?と。
ただ残念ながら、「かのこちゃん」を読む限りではお母さんは堀田イトではないようなんですよね(間違っていたらごめんなさい)
ただ、かのこちゃんとお父さんのキャラクターを読む限り、お母さんもとても素敵な人なんだろうなと思いますよ。

で、「かのこちゃん」のことはそろそろ置いておいて(笑)

森見登美彦的な表現をするなら

また、阿呆なものを作りましたね。本当に阿呆なものを作りましたね。

というところか(笑)いや、本気で褒め言葉ですよ。
展開される物語は奇妙きてれつで、なのに最後はキチンとオチが付く。
「泣き」と「笑い」のバランスで言えば、お話の九割近くは、「笑い」の方向だと言っていいのでは?
でも、ちょっとほろりと来てしまう場面もあります。何しろ、堀田イトがいい子すぎる。最初の段階では、結構トンデモ系のヒロインだったのに。
いや、ストーリー自体がトンデモ系といえば、それまでなんですが。

内容のことは殆ど触れなかったが、邪馬台国=畿内説をとる立場の人は読んでおいた方がいい(謎)

仮面ライダーウィザード 第35話「空の向こう側」

今週のウィザード!!

人の心を持っている=善良だなんて、一体誰が決めた?(シリーズ構成様)

遂に明かされる滝川空の秘密・・・・・・何ということ、まさかのシリアルキラーとは・・・・・・

怪人化するまえから外道な奴って、これが初めてとは言わないが、平成シリーズでは珍しいのでは?
かのWでのウェザードーパントこと伊坂深紅郎先生ですら、道を踏み外したのはドーパントの能力に魅入られてから。
しかし、滝川空は、シリアルキラーの精神を保ったまま、ファントムになってしまったという。

逆説的な意味で鬼に金棒じゃないか・・・・・・

いや、いいですね。この救いようのないダーク感。
ウィザードには、以前から感じていたことでありますが、かの井上○樹先生ばりの暗黒世界観がちらほらと隠れて見えますね。
何となく、終盤における晴人やコヨミの運命に悪い予感しかしない。
精神的な意味を含めて、五体満足で終わるとは思えない。

そして、コヨミ・・・・・・滝川空により新たな謎が提示されました。
「ファントムを生み出して体が残ることなんてあり得ない」
そうなのです。確かにサバトの描写では、ファントム達は宿主であるゲートの肉体を食い破って現実世界に生まれていたのですよ。
コヨミが、ファントムが抜け出した抜け殻だというのは、白い魔法使いの弁。
いまや、白い魔法使い自体黒幕くさい状況を鑑みれば、あの証言ももはや疑ってかかるべき。

では、コヨミとは何なのか?

あのサバトではファントムと魔法使いが生まれたわけで、コヨミはどちらでもない第三の存在・・・・・・だった筈。
そうではなくて、コヨミの存在自体がサバトを介さないで生まれ出でたとしたら?
「賢者の石」が何となく関係しそうな予感。
真の黒幕が、ワイズマンであれ、白い魔法使いであれ、こうした背後の意思に多くの謎が孕む展開というのは、最近のライダーではむしろ少数派かもしれない。
むしろ、ワイズマン=白い魔法使いであった方が、ストーリーラインとしてはシンプルになるか。
このややこしい構図にさらにいずれあの真由ちゃんが絡んでくるわけか。

そして、今週地味に活躍したのが凛子ちゃん。
彼女が警察官である設定が生きてますね。
しかし、滝川空=シリアルキラーであることに今頃気づくとは・・・・・・所轄警察はかなり問題があるぞ(爆)

それにしても、滝川空=グレムリンの性癖が分かった以上、ひとつ提案したいことがある。

メデューサ姐さん、絶対に白い服は着るな!!
あと、グレムリンが席を外している隙にその長い髪はカットした方がいい。

藁の楯

木内一裕原作の「藁の楯」見てきました。
主演は大沢たかお。
しかし、真の主役は藤原竜也!!と私は言いたい。

いや、勿論

主役の大沢たかおの毅然と「公」の立場を貫くヒーローっぷりも
松嶋菜々子の(原作とは大きく設定が変わっていたが)生活の疲れを覗かせながらも凜とした、しかし気取らない女性SPっぷりも
永山絢斗のむかつく若手刑事っぷりも

最高の役者っぷりでした。
しかし、藤原竜也の「外道」っぷりは凄まじい。
いや、俳優さんに対する何の予備知識もなしにこの映画を見たら、絶対藤原竜也が大嫌いになると思いますよ(賛辞です)

ただ、ひとこと加えておくと、この映画では一〇億という大金をちらつかされて道を踏み外す人間の弱さや悪意も赤裸々に描写されるので、そういった「悪意」「暴力」というものの描写を見るのが苦手な方にはお薦め出来ない。
ラストシーンはともかくお話のオチのつけどころとしては実に胸くそ悪く後味が悪い・・・・・・まぁ、そこがいいんだが。
これは、同監督の「悪の教典」にも相通じるもの。
三池崇史監督という方は、本当に「悪意」を描かせるとうまい。
そして、そうした舞台装置の上で、藤原竜也です。
変態犯罪者でガチキチですよ。
救いようのない悪党で、恩を仇で返すし、人の心も命も何とも思っていない割には、自分の痛みだけは過剰にアピールするクソ野郎ですよ。実にすがすがしい。
映画での彼の最後の台詞には要注目ですよ。
実に素晴らしい悪役ぶりです。

この映画は、形としては、福岡~東京までのロードムービーの要素もあります。
なので、地元民として気になったこと。

・福岡南署からの移動という割には、姪浜~百道(ドーム球場のあるところ)が移っていたが、南区から高速(九州自動車道)への移動にあのルートは使わないだろう。
・原作小説にあった、九州自動車道和布刈(めかり)PAで、主人公の銘刈(めかり)が「自分と同じ名前の地名だ」と言うシーンがなかった。
・小倉駅から新幹線に乗り換えるが、映画に出てきた小倉駅が、私の全く知らない架空の駅に変貌していた。
・新幹線のカラーリングが違う

まぁ、こんなところでしょうか?

凶悪犯罪者に、遺族が高額の懸賞金を掛ける。
このストーリーの骨子になっている部分、賛否両論はあるでしょうが、映画としてのこの作品はひたすらに藤原竜也の外道ぶりと大沢たかおの大人のヒーローっぷりを堪能することこそが正しい楽しみ方だと思いますよ。

しかし、映画「バトルロイヤル」では、世の不条理に抗う少年を熱演した藤原竜也が、今作では人々の運命を狂わせていく不条理そのものとなっているというのは、実に興味深い。

小説ふたつ感想です

マグダラで眠れ 3 (支倉凍沙)

錬金術師クースラと異形の(元)修道女フェネシスを主人公とした中世ヨーロッパ的世界観を舞台としたファンタジーも三本目。
錬金術師、教会、騎士団、職人組合、山の民、といった社会背景を緻密に描写しつつ繰り広げられる世界は、いい意味でライトノベル離れしている。
一度、この作者様がラノベレーベルにとらわれない形で執筆した経済小説かファンタジーを読んでみたいと思わせる。
社会の各構成要素がきちんと繋がっている様を描くのって、結構高度なテクニックだと思いますよ。

そして、これは「まおゆう」などで顕著なのですが、日本発のファンタジーの特色なのでしょう。「教会」というものが決して善意の団体ではないことがこうした作品ではよく描写されています。
まぁ、魔女狩りや十字軍の歴史がありますからね。
実際、この作品の中でも、戦争の中心には必ず教会と騎士団がいて、彼らの権力や財力の基盤は戦争に依って成り立っている。
あくまでも、彼らは権力機構であり、統治機関であり、集金マシーンであり、暴力装置なのですよ。
そうした「権力」とうまくつきあいつつ、己の目的を遂げんと錯綜する錬金術師、クースラとウェランド。そしてクースラの手により教会から解放され、彼らと行動を共にするウル・フェネシス。
今回は二本立て。
一本はウェランドを救い出すため、「自分たちが錬金術師である」ことを証明する話と「黄金の羊」伝説の絡んだ山の民の物語。
どちらも、クースラは実に彼らしくない行動と配慮を見せるのですが、そうさせたのはフェネシス・・・・・・というか、彼女の仕掛けた「罠」
こう書くと悪女みたいだが(笑)別にそんなことはない。彼女なりに成長して、クースラから見事に一本をとったのだが、よく考えると、フェネシスの行動と思惑は、中身はともかく結果として、クースラの本音を引き出しているように見える。彼は不本意な選択をとっているかのように自ら思っているのだが、読み進めていく内、彼が自分自身の「お人好しな部分」「優しい部分」を封じ込めるために、冷徹な「クースラ(利子)」という男を演じているのではないかという気がしてくる。つまり、あの冷徹さは、無意識のうちに演じている仮面ではないかと。だとすると、フェネシスは彼女自身、無自覚なまま彼が根っこの部分で欲している「選択」を提示しているのではなかろうかと。
これは、あくまでも私の勝手な推測。
そして、物語はまだまだ序盤と思わせる波乱が、この巻の最後には用意されている。
クースラとフェネシス、この奇妙なバランスのコンビの行く末がどうなるのかは、まだまだ分からない。

夢の終わりとそのつづき(樋口有介)← 電子書籍

柚木草平シリーズの第五弾にして番外編?
私の知る限り、シリーズは第九弾まで来ている筈なので、ようやく半分か。
永遠の38歳柚木草平もこの作では35歳。
いままでのシリーズ作とはちょっと趣が違う。
女好きで、事件に当たる度に美女と巡り会う主人公には「爆発しろ!」と心から思うが(笑)、洒脱な台詞と魅力的な女性キャラクターは相変わらずなれど、いままでのシリーズよりも主人公はどこか刺々しい。若いって言うことなのか?

ある美女の尾行以来から始まる一連のシリーズは、ロシアの諜報戦や政治ブローカー、企業スパイが入り乱れるいままでにないダークさを見せながら、なお「え?エイリアン絡みなの?」と思わせるちょっと不思議な事件。
真相については、読者の想像力に委ねている部分はあるにせよ、ミステリーとしてはやや反則技か?
最後は、いい女こそ男にとっての「エイリアン」とキレイに纏めて見せたが・・・・・・やっぱり、爆発しろ(笑)

ただ、ラストの謎解き(?)
ロシアの諜報担当者によって、怪死事件の真相と思しきものが語られるのであるが、それはエイリアンとは異なる生々しい知的財産に関する熾烈な諜報戦の真相でもあった。
しかし、読み終えて暫くして思ったが、

それは果たして真実なのか?

ひょっとしたら、エイリアンの方こそが真実で、諜報戦の核となった新型酵素こそが日本の政治ブローカーを欺くためのフェイクではなかったのか?と思わせる広がりは少なくとも私には与えた。いや、そうでなければ、今作の柚木のパートナー夢子の見たものの説明が付かないのだが。

小説 仮面ライダーファイズ(感想)

小説 仮面ライダーファイズ 読みました

読んで一番感じたのは、著者にしてテレビシリーズの全脚本を手がけた井上敏樹先生の草加雅人に対する熱烈な愛(爆)

思いっきり病的で嫌な奴で登場人物中最も悲惨な目に遭う奴。
ぶっちゃけ、テレビシリーズでの草加雅人よりもこの小説での草加雅人の方がより悲惨な運命を辿っています。
しかし、それも仕方ないか。作中の「罪」を全て体現した人物なのだし。

テレビシリーズとの主な相違点は

・スマートブレイン登場せず
・ラッキークローバーも登場しない
・木場勇治の両親は存命
・結局、「流星塾」とは何だったのか?の謎解きはなし
・結花の性格がかなり変更されているが、生い立ちの悲惨さは逆にパワーアップ
・カイザは出てくるが、デルタは登場せず
・ドラゴンオルフェノクの正体は、北崎に非ず
・スパイダーオルフェノクの正体が実は・・・・・・

逆にテレビシリーズと共通しているのは

・啓太郎のお人よりっぷり
・乾巧と海堂直也が作中の二大イケメン(精神的な意味で)

このあたりか。

小説を読んでみて、改めて一年間のテレビシリーズというのは小説で言えば大長編なのだなと思い至りました。
つまり、文庫本一冊くらいの分量では、あの世界は再現できない。
実際、テレビシリーズにおける名台詞、乾巧がファイズとして戦う動機付けであり、その決意表明である以下の台詞

「俺には夢がない。だがな、夢を守ることは出来る」

「迷っている間にも人が死ぬ。だったら、戦うことが罪だというなら、俺が背負ってやる」

これが全く出てこない。
・・・・・・井上先生、多分迷った結果として、小説用に再校正するに辺り、色々ごっそり削ったのでしょうね。恐らくは苦渋の決断で。

しかし!!

その分の「愛情」が草加雅人の運命に注がれている!!
彼がどういう運命を辿るのか?放映当時、ファイズを熱心に見ていた方々なら、その部分だけでもこの小説は「買い」ですよ。

仮面ライダーウィザード 第34話「人気モデルの裏側」

今週のウィザード!!

滝川空=グレムリンのポジションは、

1,校長
2,ナスカドーパント(最初の婿殿の方)
3,ウヴァさん

さぁ、どれだ?
ちなみに、
1は裏切ったと見せかけた作戦
2は自分の組織を本気で裏切ったパターン
3は単にびびって逃げ出したパターン

今週のファントムはアルゴス。
頭部がテラードーパントしている。
そして人間態を演じているのは、城咲仁さんじゃないですか。
何というか、もうカリスマホストの面影がないです。いや、これ、役者さん的に褒め言葉と受け取っていただけるとありがたい(笑)
しかし、IZAMとかあのぬこファントムの人とか、ファントム役の役者さんのチョイスがカルト的だな。

そんな元カリスマホストが狙うゲートは、人気モデル。
↑こういう書き方をすると、営業をかけているみたいだ(爆)

そのモデルの護衛に付くのは、瞬平とマヨネーズという新凸凹コンビ。
何というか、マヨネーズと絡んでいるときの瞬平は、晴人と一緒の時よりも生き生きとしているな(笑)
もう晴人の助手兼弟子みたいなポジションはあきらめて、マヨネーズの下でバーベキュー名人を目指した方がいいかもしれない。

一方、晴人は凛子とともに国安の木崎警視の元に。
どうやら、ランドだけでなく、ハリケーンの魔宝石も、グレムリンの手によってウィザードに渡った模様。

グレムリンの行動原理が、他のファントムとは異なるのは分かっていたが、これだとワイズマンというより白い魔法使いの為に動いているみたいだな?

晴人と凛子は、これをきっかけにグレムリンを生んだゲート=滝川空の調査を開始。
調査途中の心証として

滝川空のパーソナリティとグレムリンのそれは一致している。

どういうことかというと、ゲートとその記憶を受け継いだファントムとは、全くの別人格であり、性格も異なるのに、グレムリンの場合は人間の頃と性格は全く変わっていない。
これは何を意味するのか?と訝しむ晴人の疑問に答えたのは、何とグレムリン本人。

グレムリン曰く、彼は人間の心を持ったままファントムになったのだと!!

そうなると、

ファントムを体内に宿し、人でありながらファントムの力を使う者=晴人
人の心を持ったまま、ファントムになってしまった者=空(グレムリン)
心も命も残したまま、ファントムを生み出した者=コヨミ

という不思議な関係が生まれたわけで・・・・・・というか、人の心を持ったまま怪物化って、それまんま「仮面ライダー」のコンセプトなんですけど!!

ただ、これで彼が自分自身をグレムリンではなく「空」だと主張する理由は分かりましたが、それ以外にもまだまだ謎は残っています。


  1. なぜ彼は晴人の進化に協力していたのか?(彼と魔法使いの関係)

  2. 彼とワイズマンとの間でいかなる話(取引)が行われたのか?

  3. 彼の美容師時代の顧客が悉く行方不明になっているのは何故なのか?

  4. なぜ彼は、モデルの千明を守ったのか?

ざっと見て、1と2は、ストーリー全体の謎解きに関わってきそう。3と4は来週辺りに明らかになるでしょう。
何となく、ファントム本来の活動に起因していそうですけどね > 顧客の行方不明

これは当たらないこと覚悟の予測ですが、彼は結構熱心にゲート→ファントム化への活動をしていたのでは?
ただ、その目的は、自分同様「人間の心を持ったままファントムになる」者を探すためだったり・・・・・・要は、数撃ちゃ何とかの理屈ですね。
しかし、そういう背景を考えに入れると、彼がやたら晴人にちょっかいを出していたのも単なる「仕事」というだけでなく、彼自身が晴人に親近感を抱いていたと考えると分かりやすくなる。
確かに、晴人こそは最もグレムリンに近い存在ということになる。
となると、「あなたも同じ」と空が語っていたワイズマンも元々人間ということなのか?

個人的には、密かに、ワイズマン=白い魔法使い=輪島のおっちゃん、だったりすると面白いかな?と思っている。
或いは、ワイズマン=白い魔法使い=(異なる時間軸の)未来の晴人でも可
或いは、上下の合わせ技(?)でも可。
もちろん、当たっている自信などみじんもない(爆)

さて、来週グレムリン、じゃなかった空はどういう運命をたどるのか?
あの裏切りは、本物か?それとも壮大なるフェイクか?
とりあえず、空には、真由ちゃんの戦線デビューまで何とか生き残っていただきたい。
意外と彼を倒すのは、ウィザードでもビーストでも他のファントムやワイズマンでもなく、真由ちゃんだったりして(デビュー戦のかませ)

今回は、先々の展開含めて色々と材料が出てきた印象。

ガンバレ、ぼくらのカリスマホスト(違)

スーパーヒーロー大戦Z(映画)

スーパーヒーロー大戦Z鑑賞。

レイトショーを狙っていったので、周りは大人だらけ(笑)
狙い通りです(爆)
子供のお客さんの反応を見るのも楽しいんですけどね。

ストーリーは、例によってやっつけ(爆)
いや、言い方は悪いのですが、この手の映画は、各ヒーローの見せ場をいかにして作るか?それに尽きるでしょう。

メインになっていたのは

・仮面ライダーウィザード
・獣電戦隊キョウリュージャー
・宇宙刑事ギャバン

これに、ゴーバスターのヨーコ(イエローバスター)とゴーカイジャーの凱(ゴーカイシルバー)が絡むというのが大筋のヒーローサイドの流れ。

対してスペースショッカーは、

・軍司レイダー
・シャドウムーン
・スペースイカデビル
・キョーダイン

あたりがメイン。何だ、純粋なショッカー幹部がいない・・・・・・考えてみれば、ゾル大佐、死神博士、地獄大使、ブラック将軍ともにリメイク版幹部は出し尽くしたからな・・・・・・あとはゼネラルモンスターくらいか・・・・・・
怪人さん達は、サボテグロン、そして毎度おなじみのサンジオー(笑)
サンジオー、出席率高いな。
キョーダインは今回も悪役かorz と思っていたら、最後に少しだけ救いがあった。やはり、スタッフの間でも忸怩たるモノがあったに違いない(決めつけ)


ヒーローサイドのメイン以外は・・・・・・書きませんよ、キリがないから(笑)
ただ、イナズマンは出ていましたね。ズバットとかキカイダーはさすがに出ないかと思っていたらエンディングで(以下自粛)
現役のシリーズ、ウィザードとキョウリュウジャーは、どこまでテレビ版の設定を反映させるのかな?と思っていたら・・・・・・
ウィザードは、とりあえず、ドラゴンスタイルは出てきたが、何故かランドさんは出番なし。スタッフはどこまでランドさんを冷遇するのか・・・・・・
最強スタイルであるインフィニティとオールドラゴン、ドラゴタイマーの出番もなし。
まぁ、最初から集団戦でチームを組んでいるから、確かにドラゴタイマーの使いどころはないわな。しかし、オールドラゴンは見たかったような。あのスタイルはヒーローの中ではちょっと異色。
アマゾンや響鬼のような「ワイルドだろ?」系に対抗できる「怪物性」があるので割と好きなのだが、その割には本編でも一回しか出番がない。
その代わりと言っては何だが、晴人が生身でキョウリュージャーのキングと殺陣を演じたり、幻魔空間でウィザードラゴンを駈って颯爽と登場したり、魔王サイコ相手にキョウリュージャーととどめを刺したりと、さすがの現役ヒーロー、好待遇でありました。
ちなみに最後は、キョウリュージンがウィザードラゴンとドッキングしてのキックストライク・・・・・・このフィニッシュは前作のゴーバスターオーによるロケットドリルキックに合わせた形でしょう。

ところで、東映さん、次も本当にやる気?
今度は、キカイダーメインで・・・・・・とか考えているんじゃないだろうな?

オルゴォル感想

オルゴォル(朱川湊人)

朱川湊人さんは最近お気に入りの作家さんの一人。
しかし、このお話に関してははっきり言って予備知識はなかったし、昭和を舞台にした短編の名手である氏の作だから、今作もそういった趣向の作品集くらいの感じで手に取ったのですが・・・・・・

いい意味で期待を裏切られました。

私的には、意外なところで見つけた傑作にして大作!!

平成の世、現実の時系列としては、東北の震災が起こる前の日本、東京~大阪~鹿児島を舞台にしたロードムービー仕立ての長編小説。
それも、少年の視点から描いた彼の成長の物語でもある。

主人公の成長を克明に描いた小説のスタイルを「教養小説(ビルドゥングスロマン)」という。
ならば、この小説もそのジャンルに組み入れていいのではないか?そう思えた傑作。
勿論、小説でありフィクションである以上、細かい部分で見ていけば、いささかご都合主義なところがあるのは否定できない。
その部分の指摘を受けたとしてもなおこのお話の価値は落ちることはあるまい。

あと、読書メーターなどで「子供にも読ませたい」「読んで貰いたい」という感想があったが、私的にはむしろ子を持つ親御さんにこそ読んでいただきたい。
その上で、この本を読んで感じ取ったことをお子さんに言葉で或いは行動で伝えていただきたいと思うのだ。

この本のいい点は
・阪神淡路大震災
・JR西日本福知山線事故
・原爆投下(広島)
・特攻(知覧)
という、日本人なら忘れてはならない悲劇に触れながら「結論」を出していないことだ。
まず、それがあったことを受け入れて、どう考えるかは全て読者サイドに委ねている。
実際作中でも、ハヤトとともに旅をする女子大生サエに

「今は感想なんかムリに言わんでもいいよ」
「そういうのはハヤトが日本の歴史をちゃんと勉強して、自分なりの意見が持てるようになってからで、ええねん・・・・・・せやけど、この人達のことを、絶対に忘れてはあかんよ」

と知覧の特攻平和会館で言わせている。

かつて「永遠の0」「終戦のローレライ」で感じた答えの出ない命題の重さが、この作品の中にもある。

願わくば、東日本大震災発生以前に書かれた本作に対する返歌。
それこそ、広島か大阪、或いは鹿児島といった西日本から被災地を経る旅を巡る物語を誰かが書いてくれたらなと。

ところで、なぜ本作が東日本大震災以前か分かったかって?
ハヤトの鹿児島行きのルートが、博多からリレーツバメ九号で、新八代からツバメ九号という新幹線開通前の移動ルートだったから。
東日本大震災は、九州新幹線開通記念式典前日だったのですよ。仕事の関係でそのことはハッキリ憶えている。