13号ちゃんプロジェクト、私のやる気のなさでやや停滞(爆)
アイディアはある程度まとまっているので、あとは体力勝負の部分なんですけどね・・・
ということで、例によって、自分にプレッシャーをかける意味で部分投稿。
サチ・マリコンビ、第二部とは立場が逆転しております。
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サチとマシン・シルフィード、マリとマシン・ギルバート。
この二組は、それぞれ分担を決めつつ、市内の各エリアを走り回っていた。
立花和也を連れ去った一団を発見するためである。
何しろ、相手がいかなる手段で移動、潜伏しているのか?その場所は勿論のこと、方角すら分らないのだ。
サチに限って言えば、それでも闇雲に走り回る気配もあったのだが、彼女より幾分かは冷静なマリに諭され、それぞれ進行方向を変えF市市街を放射線状にカバーしながらサーチするという方策が採用されたのである。
「全く、完全にキレてしまっているし……もともと表情豊かとは言えないけれど、平気そうな顔をしながら、内心は完全に冷静さを失っているわね。」
サチと別れ、彼女とは反対方向から市街のサーチを開始したマリは、ギルバートのサーチ状況を知らせてくれるマシン・ギルバートの制御パネルに目を走らせながらも一人ごちた。
「そうなのか?」とはギルバート。
「ギルバート、あんた、十三号の様子を見て気がつかなかったの?」
「彼女のコンディション管理は、彼女のパートナー、ビッグマシン2の領分だ。」
「いかにも機械的な回答ね。」
「ああ、私は私のパートナーの世話で手一杯だ。手がかかるのでね。」
「あんたも言うようになったわね……。」
そうした会話をパートナーである人工知性ギルバートと交わしながらも、マリはどこか安心していた。
色々言っても、十三号、緑川サチにはパートナーがいる。ならば……とマリは考えた。
「ギルバート、そのビッグマシン2、ビーに連絡を取って。十三号に知られないようにして。」
「出来ないことはないが……。」
「目標を発見した時、あと彼女に異変が生じたとき、彼女に内密で良いからこちらにシグナルを送るように。」
「了解した……いま送信した。ビッグマシン2も、こちらの要請を快諾してくれた。十三号本人には知られていない。」
高性能人工知性同士の会話は瞬時に終わったようだ。
「ビッグマシン2も、彼女のコンディションを気にしている。」
「でしょうね……。あんなに派手な戦闘を立て続けにして疲労していない筈ないのに、どう見ても強がっているか、さもなければ、自分が疲労していることにさえ、気づいていないか……。」
「やはり、立花和也が連れ去られた事によるショックなのか?」
「多分……本人、そのことも分っていないわよ。」
「危険な状態ではないのか?」
「そうよ……。彼女がどうにかなったとして……彼女を引き戻せるとしたら、立花和也がいない今、わたし、神崎ゆかり、ひずる……あとは、清崎さんとおばさんくらいなものかしら?おばさんと言えば、清崎さん共々、連絡が取れないというのも引っかかるのよね。あの二人が易々と組織の手に落ちるとも思えないし……。」
「マリ、君の言い分を聞いていると、まるで十三号が暴走寸前のようだな。」
「いまさら……わたしは最初からそう言っているのよ。」
答えつつ、郊外へと繋がる国道を手前にしてマシン・ギルバートをターンさせるマリ。すると、車体が向きを変えたとほぼ同時にけたたましいアラームが鳴り響き始めた。
「アラート!ビッグマシン2が、マシン・シルフィードが不審な車両を発見したようだ。」
「十三号からの連絡は?」
「ない。あくまでも先ほどのこちらの要請に基づいて、ビッグマシン2が連絡してくれた。十三号は既に追撃態勢に入っている模様。」
「全く……。心配していたとおりの事態ね。一人で仕掛けるなと言っておいたのに……。ギルバート、位置情報は掴んでいるんでしょうね。」
「当然だ。現地への最短ルートの策定も完了している。」
マリの手によってスロットルを全開にされたマシン・ギルバートは、そのモーターの回転を可能な限りに上げ、マシン・シルフィードの発信してきたポイントへ向けその蒼い車体を走らせた。
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明日は、境港に行きます。早朝出発予定。
楽天トラベルを覗いたら、ホテルの部屋がまだ空いていることが分ったので即決です。
さすがに毎回日帰りは辛いですから・・・ポイントも貯まっていたので(笑)
宿泊は、広島の三次であります。
稲生物の怪録の絵物語もついでに見物してくる♪
☆咲耶 Eメール
やる気の問題だけではなくて、仕事とか体調とかまわりの人とか、創作以外にいろいろあって難しいのだとお察しもうしあげます。
まずは健康を第一になさってください。
稲生物怪録、京都マンガミュージアムで見た絵巻にもいろいろなバリエーションがあっておもしろかったです。
妖怪っていいですよね。