スガラムルディの魔女 見てきました。
カオスでエロティックでブラックでシュールでちょっとグロなおとぎ話でした。
これ、スペインの映画なんですね。スペイン映画って、ちょっと見た経験が記憶にない。同じ欧州映画でも、フランスやドイツ、イギリスとも雰囲気が違う。うまく説明できないですが。
スペインマドリード、お話はここからスタート。
まずは、広場での仮装から貴金属店襲撃、そして逃亡……ここまではクライムムービーだが、逃亡途中のバーに立ち寄って以降、お話が変な方向にw
銀行強盗とその息子、人質になったドライバーと乗客、そして姿を現す魔女一家。
とりあえず、三世代魔女一家の中の娘のエロさは格別。
ラストの「ハッピーエンド」に対するシニカルな態度も、ブラックで良し。
ということで、犯罪、逃亡劇、オカルト、ホラー、サスペンス、ロマンス、さらには怪獣映画の要素まで煮込んだこのごった煮映画の言いたいことは……女への恨み節だった(爆)
製作者達、何かあったのか(笑)
離婚協議や共同親権(欧州独特の制度みたい)のことで、色々痛い目にあったとか
クライマックス部分では、魔女達の集会が描かれるのですが、この様子がさながらフェミニスト大会(笑)フェミこえーというのが、この映画に対する正しい感想……
正直、公開規模も小規模なので、エリア的にも見れる方は限られるかもしれないが、とりあえずカオスな映画が好きな方には無条件にお奨めできます。