朝はまずはニチアサから始まるのが、正しい日曜の迎え方(笑)
それが出来なかった某地方の方々には、同情を禁じ得ない・・・・・・
で、フォーゼの感想は一つ前のエントリであげているので、プリキュアを(笑)
何というか、プリキュアメインキャラ親族の高齢者って大物が多いが、スマイルも例外ではなかった。
みゆき祖母=星空タエさん、すげー!!!!
・バッドエンド空間にのまれないメンタルの強さ
・なにげに妖怪に守られている最強ぶり
で、この回、妖怪の存在については、その実在ぶりを臭わせながら、一切その姿を見せない演出の巧みさ。
それがタエさんのいう「見えない宝物」という言葉にもつながり、みゆき達がプリキュアであることを察しながらもごく普通に接するという描写の凝りよう。
何というか、「秘するが花」という言葉を思い出してしまった。
あの辺り、互いに察しながらもそれを口に出さない祖母と孫の関係がいいなと素直に思えた。
で、この回の白眉は、ウルフルンとのこのやりとり
「なぜだ、なぜ絶望しない」
「絶望なんてしないわ」
「これから先、ずーっと悪い事ばっかだぞ」
「生きていればそういう事もあるわよ」
「ずーっと真っ暗なんだぞ」
「天気が悪い日もあるものよ、でも必ずお天道様は昇ってくる
ずーっと真っ暗なんてことはないのよ
何があっても笑顔で一生懸命生きていればいつかきっと幸せはやってくるわ」
人生を重ねた人間故に出せる言葉の重み。
この辺り、かわいらしい若手声優さんの声では出せないベテランさんの強みですね。
声優さんは、クレジットを見ると松尾佳子さんか。神北恵子(ザンボット3)でマルコ(母を訪ねて三千里)の人だな。
で、ニチアサを堪能した後、愛車ベリーサでお出かけ。
県内嘉麻市(麻生太郎の地盤ww)まで「大河原邦男展」に行ってきました。
大河原邦男展(嘉麻市立織田廣喜美術館)チラシ ← ※ PDFファイルです!!
私の住んでいるところから、車を運転して二時間ほど・・・・・・とちと遠くではありましたが、実に興味深い展示会でした。
いわゆるリアル系からタイムボカンシリーズ、勇者シリーズなど、その幅の広さは、頭では分かっていても実物のイラストなどを見ると、まさに圧倒されます。
水木しげる先生や手塚治虫先生、近場では松本清張先生の記念館などでも感じたことですが、いわゆる大家とか歴史上に残るほどの傑作をなした方々というのは、一部例外はあるのかもしれないが、基本多作な方が多いのですよね。
しかも、その多作のヒット率が高い。
野球で言えば、アベレージと飛距離と得点圏打率が揃いも揃って、異常に高いバッターというべきか。
「何か」に特化しているのではなく、「全て」に特化している・・・・・・ご本人の努力、研鑽は勿論あるのでしょうが、我々凡俗から見れば、まさに化け物としか言いようがない人達です。
大河原先生にも、同じものを感じるですよ。
で、本日は大河原先生ご本人も来館されておりました。
間近で見た先生の印象。
還暦をとうに過ぎているとご本人が言っておられましたが・・・・・・若い!!
そして、何というか、古き良き時代のインテリさんの空気と品の良さが漂っておられましたですよ。
実際には、大河原ファクトリーで知られるように、自ら工作機械をいじる職人肌の方なのでありましょうが。
展示会によせてのコメントボードもありましたが、コメントを寄せられた方々が大物すぎる・・・・
記憶の限りで
・富野由悠季
・高橋良輔
・安彦良和
・出渕裕
・カトキハジメ
カトキハジメさんでも十分大物な筈なのに、この中に入ると格落ち感が(失礼!!)
キャリアというのは、それだけで偉大だ・・・・・・
この方が関わっていないメカもの怪物ヒットシリーズって、ヤマトとマクロスくらいなものでは?
あと、ちと高かったが、画集は買いましたよ♪