ホロスコープスといえども、再生怪人の末路は(以下自粛)
劇場版「仮面ライダーフォーゼ みんなで宇宙キター!!」を見て参りました。
このところ、どうも懐かしヒーローの再利用が多いぞ、東映さん(笑)
で、今回の再利用ネタは
宇宙鉄人キョーダイン
大鉄人17
ちなみに、大鉄人17の中身は、ミスターブレインだったりする(謎)
キョーダインを悪役にするというのは、かなりの決断だったと思うが、東映内部では葛藤もあっただろうな。何しろ、あれもまた「東映+石ノ森」ヒーローの系譜に連なる者だから。ただ、残念なことには、ライダーやキカイダー、009のようにシリーズ化+リメイクという恩恵を賜っていない作品なわけで・・・
でも、スカイゼルを♀にしたのはどうなのかな?と思わないでもない。
やっぱり、男兄弟にしてほしかったなぁ・・・・・・いや、ジャスミンは好きなんだけど(笑)それとオリジナルでは、スカイゼルの方が兄さんだからな。
あと、白川エツコ少尉を・・・・・・って、まさかインガ・ブリンクがそのポジションのつもりじゃないだろうな?白川少尉は、マッチョでも好戦的でもないぞ。
いや、インガ・ブリンク自体はいいキャラだと思うが。
そう、友子が彼女と語らう流星を見て、呪いのオーラを漂わせるくらいには(爆)
で、ふと思ったが、キョーダインの構成を兄+弟にして、ジャスミンを白川少尉ポジションにすればよかったんじゃね?
もうひとつの回顧ネタ。
大鉄人17だが、こちらは私的には嬉しい形の原点尊重。
17じゃなかったXV2が、ちゃんと心優しい大鉄人になっていた。
自分を破壊に来た人間まで気遣う心優しき大鉄人。
で、原典と違って逆に嬉しかったのは、原典では敵であるブレインに特攻して敵もろとも心中するのだが、今作ではそうはならなかったこと。
物語の終わりで、彼は今後悪事に利用されないために、深宇宙に向けて旅立つのだが、ひょっとしたらテレビ本編で理事長が会おうとしている宇宙知性「プレゼンター」に会うことになるのかもしれないな。
それにしても、そのXV2の心優しさに打たれて友情を誓う弦太郎の友情パワー恐るべし。
あと、映画版ならではであるが、これはディケイドやダブル以降の伝統なのだろう。作中にいままでの事件で関わった人達が登場して弦太郎の助けになってくれるところ、分かってはいるがジンとくるものがある。
また、これもここ最近のライダー映画の伝統で、次作ライダーの助っ人出演。
そう、仮面ライダーウィザードの登場である。
あの短い時間の中で見せたアクションは、スタイル的には今作のフォーゼよりも555やディケイドに近いスタイリッシュさ重視。それもちょっと○クザアクションを隠し味にしたスタイリッシュさ。かっこいいだけでなく、ちょっと凶暴さを秘めたもの。中の人は、またもや高岩さんであるが、あの引き出しの多さはまさにプロフェッショナルだなと。
映画版ならではといえば、バイクアクションもテレビ版よりも本格的だし、フュージョンスティツという映画版限定のフォームも披露。しかも、アクションはメテオのものを引き継いでいるし。弦太郎の声で「ホワチャー!」というのは、一体誰に向けたサービスなのかと(笑)