「こんな学生はいらない!」採用担当の本音 「福利厚生をやたらと気にする人」
昨今の企業の採用対応を見ていて思うのだが、以前ニュースにあった企業の求める人物像に関する記事
新卒採用アンケート:企業、求む即戦力 論理的思考力、解決力を重視
などと合わせると、企業の求める理想の新入社員像って
・わざわざ教育しなくても、専門能力を有している
・社交性がある
・論理思考力がある
・何も教えなくても、問題解決能力がある
・福利厚生など、条件面を気にせず、忠誠心を発揮してくれる
要は
何も言わなくても、企業の問題を解決してくれるし、企業が教育する手間もかからず、かつ黙って企業の言うことを無条件に聞いて、待遇にも一切文句を言わない有能で自立心と奴隷根性が旺盛で、かつ首が切りやすい人物
が欲しいと言うこと?かなり矛盾している気もするが・・・
それで、仮にそういう人物が入ってくれたとして、経営者を含めたいまの企業側の人は何をするんだ?
おんぶにだっこ?
もう少し現実的に言うと、福利厚生などの面は会社説明会や会社案内などで明確に書かれていれば、あまり質問はされないものなのでは?自分たちの説明不足に関しての言及って、この種の記事ではあまり触れられていない気がするのは、私だけか?
福利厚生など待遇面に関して、事前に知っておきたいというのは、生活の大部分をこれから占める「仕事」を決める上では重要な情報に対する正当な要求だと思うのだが。
もっと言うと、今現在経営者を含めて採用する側の人達も、若い時分には生意気な世間知らずな上、仕事が出来ないせいで、当時の諸先輩方や上司、経営者の頭をいっぱい悩ませたり、世話を焼かせたりしたんだ。順番が回ってきた以上は、手間を惜しもうとするなよとも、自戒の念もこめて言いたい。