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起き抜けに思いついた小ネタです

某企業の残業にまつわる一連のアレコレの報道を見ていて思いついた。

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 「午後十時以降は社内の照明をすべて落とすことにした。これを以て、社員の残業、オーバーワークへの抑止としたい」
 とある大手企業の役員はプレスの前でそう宣言した。
 これで、異常な残業は減っていくのか、報道を目にした人の中にはそう楽観視する人もいたが……


 「夜十時に灯りを落とす。しかし、帰って良いとは言っていない」
 とある大手企業の各フロア、各セクションでは、幹部社員が部下達にそう告示した。
 (それは真っ暗闇の中でも仕事をしろということか?)
 社員一同そう思いはしたのだが、誰もそれを口にすることは出来なかった。
 この告示のあった日以降、
 真っ暗な中仕事をすることに耐えかねた社員が、フロアの灯りが点けられないならと小型のスタンドライトを持ち込んだのだが、灯りが漏れていることが噂になり、その社員は幹部達から激しく叱責され、手当をカットされた。
 仕方なく、皆真っ暗な中仕事をし、PCモニタの光も漏れないように暗幕を被せた中で仕事を進めていった。
 やがて、皆夜目が利くように眼球の構造が変わり、蒸し暑い中で無理矢理作業を進めていた為に皮膚はただれ、果てしなく続く作業の為にやせ細っていった。
 いつしか、その企業の一般社員達は、暗闇の中で光る目を持ち、ただれた灰色の肌とやせ細った手足を持つ者ばかりになり、いつしか「人間」と呼べる社員は一人もいなくなった。
 妖怪ばかりになった社員達は、もう思考能力を失い、手当を請求することも、待遇改善を求めることも忘れ、ただただ言われるがままに業務をこなし、言われるがままに、幹部や経営者の為の宴会をセッティングしていった。
 この状況に、幹部も経営者も大いに満足し、これこそが理想の会社だと喜んでいたのだが、自分達の頭部に小さな角が生えてきたことに、この企業にもう誰一人として「人間」がいなくなったことに、幹部と経営者の誰一人として気づいていなかった。

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深く追求されると困りますよw

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