幹事をするのは一向に構わないが、九州開催で人が来るのかどうかが不安。福岡は仕事で通っているだけで、地理的なことも何もよく知らないが、それは気にしない(笑)
東京や大阪或いは名古屋といった所の方が人は集めやすいでしょうがね。
ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師な件(野村美月) ← 電子書籍
ちょっとした息抜きのつもりでDLしてみました。
作者様は源氏物語モチーフの「ヒカルが地球にいた頃」シリーズの方。
作品の内容としては、こちらの方がより「ラノベ」らしいですね。
女の子と見分けがつかない「男の娘」の主人公(本人はいやがっているが)=シャールことシャーロック・ドイル
万能の天才と呼ばれる主人公の姉=グリンダ
元アイドルの王妃=雪
美貌の国王=エーレン王シザエル
そして、これがメインのヒロインになるのでしょうが、まだ9歳ながら聡明な王女聖羅
すがすがしいまでにハイスペックかつ浮き世離れしたキャラクター群だ(笑)
おとぎ話である以上、別に構わないが、普通に小説として考えれば十分にハイスペックな「ヒカル」シリーズすら遙かにぶっとんでいる設定であります。
何となく、作者様、ラノベというジャンルを「堪能」しているなと(笑)
ストーリーとしては「とりかへばや物語」とでもいうべき内容で、主人公シャールが失踪した姉グリンダのかわりにエーレン国に赴き、家庭教師を務めるというもの。要は男女入れ替わりによるドタバタ劇ですね。
・・・・・・実際はありえねえよ(笑)ボディチェック時なんかどうやって凌いでるんだよ(笑)
まぁ、アタマを空っぽにして読むお話ということか(褒め言葉です)
誰もわたしを愛さない(樋口有介) ← 電子書籍
柚木草平シリーズ第6弾。
ラブホテルで女子高校生が殺害された事件を取材することになった柚木。
本作より新しくパートナーとなった新人担当編集者直海に口うるさく普段の不真面目な生活態度をなじられつつも、独自のコネクションと推理で真実に迫っていく。
いや、タイトルの意味、最後まで読んでようやく分かりました。
いままで割と軽く読んでましたが(失礼)、このお話、いままで読んだ柚木草平シリーズの中では一番面白かったです。
いい意味で推理ものらしかったですし、じっくり読むと、作者様が綿密なデータのもとに物事を記述しているのが分かる。
時代の推移もあり、柚木は相変わらず38歳でありますが、携帯電話などの単語も出てくるし、パソコンも駆使し始めている。
ただ、インターネット時代にさしかかりつつある情勢の中(物語の中の時代)、いまだに仕事場にファックスを置いていない柚木って(笑)
名言はされていないが、恐らく柚木としては少しでも編集者の手を逃れるためにファックスを遠ざけているのだろうが、いまはムリだな(笑)
メールでは、いいわけを考えるのが大変だ。
柚木の仕事のスタイルを現代に置き換えると、多分スマホやタブレットを薦められても頑としてガラケーを使い続けて、家以外では大きなデータは扱わずに済ませようとするタイプと見た・・・・・・何だ、私に近いではないか。
本作では以下の台詞が気に入った。
「自分を信じるな。自分の感性も価値観も美意識も疑ってかかれ」
「他人を疑う奴が自分を疑わなかったら、理性に申し訳ない」
内容、言い回しともに、実に柚木らしい。
ちょっと言い方を変えると横島忠夫になりますけどね(この世に自分ほど信じられんものがあるかー!!)
事件の真相は例によって、やるせない。
ところで、元狸社会研究者にして担当編集者の直海さん(メガネ美人)、次巻以降も登場するのかいな?