おおかみこどもの雨と雪
雑感をざっくりと箇条書きにすると
- 犬派の私にとって、おおかみこどものかわいさは俺得
- イケメンは偽学生でも許される
- 20歳前後の学生さんで、父親不在で子育てする主人公って強すぎ
- じじいはツンデレに限る
子供を育てるのって、大変ですよね。
いや、男の私が言うと実に嘘くさく感じる女性の方もいらっしゃるでしょうが、女手ひとつで幼児、それも年子を育てるなんて・・・しかも今作の世界に限って言えばただの子供じゃないんですよ。
狼男の子供ですよ。
気を許すと、すぐに狼になっちゃうんですよ。
体調崩しても迂闊に病院にも行けないんですよ。
一時的にせよ、人に預けたり、子守を頼んだりも出来ないんですよ。
家具とか柱とか噛みまくりですよ。
公園に連れて行ったら、散歩中のわんちゃんに喧嘩売りまくりですよ。公園デビューなんで夢のまた夢ですよ。つまりママ友コミュニティにも入れないんですよ。
・・・いや、本当、想像しただけで気が狂いそうです。
とここまで書いて思ったが、この作品、実際に子育てを成し遂げたお母様方からすると、本当に(悪い意味で)ファンタジーなのかもしれませんね。
なので、この映画は、私的にはおおかみこどものかわいさを愛で、菅原文太演じる田舎のじじいに萌え(笑)、母の愛の偉大さをかみしめる作品という定義づけをしました。
以上のような書き方だと、何だか私の評価が辛口なように見えるでしょうが、私的にはこの映画、前作の「サマーウォーズ」よりも好印象ですよ。
やはり、母親の愛の偉大さに対しての憧憬のようなものがあるのかな?と。
これは、男の側の勝手なファンタジーなんでしょうけどね。
シーンとして印象的だったのは、最初の内はお姉ちゃんの雪の方が野生児っぷりを見せていたのに対して、弟の雨はおとなしい子という感じだったのだが、長ずるにつれ、いつのまにか雪が雨にかなわなくなってしまったシーン。
幼児の頃との関係の逆転ですね。
人として生きるか狼として生きるか。
人として生きる道を選んだ雪と狼として生きる道を選んだ雨。
たった10歳そこらで独り立ちをしてしまうというのは、母親としてはどういう心境でそれを見守っているんだろう?
さて、この種の大々的にプロモートされているアニメ映画だと気になる声の方ですが・・・
まぁ、俳優さんをメインに据えた映画としてはいい方だったのではないかと。
ひどいのになると、台詞とか聞き取りづらいですからね(^^ゞ
主演の方はかつてアニメ作品のアフレコも経験しているからでしょうが・・・・・・「魔法使いに大切なこと」は黒歴史なんだろうなぁ・・・・・・
最後にどうでもいいことだが、私は焼き鳥はタレよりも塩で味付けした方が好みだ(謎)