崖っぷちの男、鑑賞してきました♪
いやぁ~~抜群に面白かったです!!
・・・・・・と、これだけでは感想文にならないので(笑)
NYのルーズヴェルトホテルを訪れたウォーカーと名乗る男。
眺めのいい部屋をとオーダーし、極上のルームサービスを受けた後、彼は窓を伝わって地上二十一階のビルの縁に立ち・・・・・・
と実に謎かつスリリングな状況で始まる本作品。
この投身自殺騒動に見せかけた行動の裏で、彼がしたたかに立案したとある宝石強奪作戦が進行。
いかにして、自分に警察を含めた周囲の視線を集中させ、作戦を成功させるか?
そして、その作戦を立案した動機とは?
と実にサスペンスものとしてよく出来たストーリー。
そして、その強奪作戦のディティールの見事さ!
もちろんフィクションである以上、突っ込みどころはあるが、それを言うのは野暮と思わせる脚本の妙。
いや、久々に当たりな映画でした♪
さらに言えば、クライムアクションか?と思わせておいて、実は勧善懲悪ものとという。
かなりのネタバレだが、倒されるべき悪は、ホテルのオーナーでもある資産家という。
「ウォール街」のゴードン・ゲッコーを代表格として、NYの資産家は悪役にされやすい?
多分、例のリーマンショック以来、金融取引に関わる人々へのアメリカ人の見る目が変わってきているのではないか?と思う。
実際、映画の仲でも金融危機のことには触れられていたし。
スーパーヒーローは出てこないし、超常的な現象も出てこない。
ハイテク警備は描かれるが、常軌を逸してはいない。
主人公の武器は、あくまでも己の肉体と頭脳のみ
無実の罪で投獄された男が、一発逆転を狙って打ったまさに一世一代の大作戦。
これはなかなかの見物ですよん♪
ちなみに、私がこれを見に行こうと思った切っ掛けは、Twitterでわが敬愛する山田正紀先生が大絶賛だったから(爆)
相変わらずの単純野郎で申し訳ない。