何というか・・・・・本当にこういうのだけは思いつく。
「監督」はいま出ているキャラでは、一番のお気に入りにして魂の代弁者(笑)です。
緑川サチ=13号、チア強制計画進行中
■プロデューサー(?)神崎ゆかり奔走中
ゆかり「それで、商店街の方でコスチューム面のスポンサーになっていただけないかと思って……。」
おかあちゃん「う~ん……娘の晴れ舞台だから協力したいけれど、なにぶんいまは不況だしねぇ……。」
ゆかり「やっぱり、わたし達高校生だから、みんなあまりお金ないんですよね……困ったなぁ……。」
監督「話は聞かせて貰った!」
二人「うわ、びっくりした!……いつの間に……。」
監督「うちの方でスポンサー買ってでてもいいぞ。チームの方でもいいが、地元がいいなら、ハルミの店でスポンサーをしよう。どうだ?」
ゆかり「そんな勝手なことしていいんですか?」
監督「構わん、孫の店と言えば、俺の店も同然。」
ゆかり「そりゃ、ありがたいですけど……。」
監督「ただし、デザインは俺!」
ゆかり「え?」
監督「デザインは俺がする。それが条件だ!すでにラフは出来ておる。」
ゆかり「いや、やっぱりそれはみんなの希望があるし……」
監督「絶対、俺!」
ゆかり「……」
監督「心配するな、レースクィーンのコスも俺が決めているんだから」
ゆかり「思いっきり心配なんですけど……」
監督「何なら、レースクィーンの衣装、そのまま持ってこようか?」
おっかさん「あんたが保管してんのか!?」
目の前の資金と良心の葛藤に悩む神崎ゆかりであった。
■商店街の皆様とおっかさん歓談中
豆腐屋「聞いたよ、さっちゃん、チアやるんだって」
乾物屋「俺、ビデオに撮ろうかな……」
おっかさん「残念だね、家族の者以外は当日入れないんだよ」
豆腐屋「え~!せっかくさっちゃん活躍するのに……おかみさん、ビデオ撮ってきてよ」
おっかさん「でも、うちビデオカメラなんてないよ」
乾物屋「クリスマスケーキ、今年もみんなで予約するからさ、何とかしてよ」
おっかさん「そうは言ってもねぇ……娘で商売しているみたいだし」
豆腐屋・乾物屋「(いまさら何を……)」
監督「話は聞かせて貰った!」
みんな「あんた、いつの間に!?」
監督「ビデオカメラ、何ならうちが提供しようか?最新鋭の高解像度カメラ、貸してもいいぞ。カメラマン付きでな」
おっかさん「いや、でも……」
監督「クリスマスケーキの予約……うちのチーム、バイトまで入れると50人くらいいるんだがな……」
おっかさん「!?」
監督「それから、ハルミの店にな、光明寺の旦那のところの技術者、常に二,三人は顔を出しているんだ。そいつらに声をかけてもいい」
おっかさん「(ゴクリ)」
監督「さらに……うちの取引先、バイク関係じゃ大手ばかりだぜ、関係部署だけでも当然社員数は多い」
おっかさん「た、頼もうかねぇ……」
監督「ただし、カメラマンは俺!」
みんな「!?」
監督「絶対、俺!」
娘を商売のだしにしていいものか、真剣に悩むおっかさんであった。