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電子書籍がきっかけで私の中で再評価

割と最近のこと

利用している紀伊国屋のkinoppyで長谷川裕一「マップス」の全巻セットがあったので一気にDLして、久しぶりに通しで読んでみた。

・・・ハマッタww

いや、面白いです。
何が凄いって、ストーリー構成が凄い。
めちゃめちゃ風呂敷広げまくりながら、ちゃんと畳んでいるんだもの。

で、その後、「ダイソード」「炎伝」「クロノアイズ」「クロスボーンガンダムゴースト」と続けて電子書籍で読みました。
風呂敷広げまくり→ちゃんと畳む、というのは、この作者様、とにかく一貫しているんですね。
ストーリーテラーとしての能力が半端ないです。

マップスとクロスボーンに関しては、以前通しで読んだことあるのですが、改めて読むとその能力がひしひしと分かる。
特にマップスに至っては、まさにワイドスクリーンバロック。
で、ついついマップスのこういうのをアマゾンさんに頼んじゃいましたw

トリビュート作品集というべきでしょうか。
個人的には、小川一水か冲方丁か野尻抱介あたりのマップスが読みたいw
まだ読んでおりませんので、読了して気が向いたら感想をどこかであげます。

マップス、ニコではありますが、こういうのがあります。
アニメ版、主題歌の作詞は作者様ご自身とのことだが、それだけに作品世界を見事に反映した神曲でした。本編内容は・・・コメント欄でお察し下さい。

長谷川裕一のオリジナル作品は基本的に長いのですが(作家としては長編型だと思う)、あえてお勧めするのは「轟世剣ダイ・ソード」
電子版では全4巻と長谷川作品の中では短い方ですが、エッセンスはぎっしり。
この方って、ご本人には失礼ながらもジャンプ、マガジンなどのビッグメジャーでの活躍こそないものの、SFストーリーテラーとしてのクールさと少年漫画ならでの「熱さ」を併せ持っているんですよね。
で、その熱さの根っこというのは、「人が人に、命が命に、してはならないことをする」ことに対する憤りだと思うのですよ。
それがことに顕著になるのが、比較的近作にあたる「機動戦士クロスボーンガンダムゴースト」3~4巻にて、主人公フォントと後に愛機となるファントムがザンスカール帝国(Vガンダムの敵勢力)が無関係な幼い子供たちをギロチンにかける暴挙に立ち向かうシーン。

怯える子供達のギロチンの順番を
「”どれ”でもいいからさっさとやってしまえ」
と言ってのけ、泣き叫ぶ小さな女の子を抱えあげるザンスカール兵
いざギロチンとなった時、怯える男の子に
「こいつ小便ちびってやがるぜ」と笑いものにする、この一連の容赦のない悪の描写
それに対するフォントの台詞
「善だの悪だの問う前に人が…人に、こんなことをしていいわけがないんだ!」
そして、ビームの炎を纏い咆哮をあげながら起動する未完成MSファントム

このあたりは、長谷川節の真骨頂であり、少年漫画のエッセンスが詰まってました。

絵柄的に好き嫌いがはっきり分かれる作家さんだとはよく言われます。
実を言うと、私も抵抗がないだけで、好きな画風とは言いがたいところがあるが、そのストーリーテラーの部分と萌えならぬ”燃え”の描写が再び気になり始めた作家さんです。

ところでゴーストの主人公=フォントは工学系のオタクということで本家の主人公達の中ではアムロが一番近いタイプですが、フォントの場合はニュータイプではないということ ← 前作主人公のトピアが明言
ゴーストといえば、こういうのを見つけました。

宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟

宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟 見てきました。

旧作ファンのおっさん世代の皆様に最初に言っておきます。

白色彗星は出ません。
新造戦艦アンドロメダも拡散波動砲も出ません。
テレサもテレザート星も出ません。

ただし、空間騎兵隊と斉藤始は出ます。
沖田艦長はまだご存命です。

沖田艦長のことで分かるでしょうが、これは時間軸としてヤマトが地球に帰港する前のお話です。
別にこれネタバレにはなりませんよねw
公式サイト見れば分かることだし。

キャラクター描写的にも、古代は別格扱いなものの
メインヒロインは、森雪ではなく桐生美影。
男性陣の描写も、航空隊は加藤や篠原、山本でなく沢村
ガミラスサイドも、BDやTVシリーズではサブキャラだったフォムト・バーガー。

基本的に本編ともいうべきBD&TVシリーズでメインだった方々は一歩引いたところに身を置いてます。
……密かに今後のシリーズ展開のために、シリーズキャラの世代交代を狙っているんじゃないだろうな(笑)
いや、新規の注力キャラもメインキャラと世代的には大して変わらない年齢の設定なんですが(爆)

ストーリー的な落としどころとしては、いささか理想主義的ではあるなと思ったが、シリーズ本編で山本、ユリーシャ、メルダで行われた宇宙女子会のより具現化した未来といえないこともない。
そして、ストーリー的な骨子としては、本編における第14話を思い出していただければよいかと(精一杯のネタバレ)
思うに、あの14話みたいな話って、監督さんの趣味モロ出しだったので、お話作りの本音の部分はああしたお話なのでしょうと私は勝手に思ってます。

描写的な部分、ガトランティスの艦艇のワープ描写を見て思ったこと。
ガトランティス人は、体がかなり頑丈と見た(笑)
艦船同士の戦闘描写はかなり濃いです。
そして、その戦闘に絡んでくるまさかのヒディアーズ(違)

あ、ガトランティス側のサーベラー姐さんは出ていたので、彗星帝国篇は多分作ってくれると思いますよ、売上げ次第なんだろうけど(爆)

色々言いたいことはあるが、あまり書くと本当にネタバレになるので、感想はこの程度で(笑)

最後にこの映画の音楽担当について

音楽担当=宮川彬良
OP担当=葉加瀬太郎
ED担当=平原綾香

いや、この布陣って、指揮者があのお方だったなら、完全に「題名のない音楽会」色物担当チームなんですけど(笑)

スガラムルディの魔女

スガラムルディの魔女 見てきました。

カオスでエロティックでブラックでシュールでちょっとグロなおとぎ話でした。
これ、スペインの映画なんですね。スペイン映画って、ちょっと見た経験が記憶にない。同じ欧州映画でも、フランスやドイツ、イギリスとも雰囲気が違う。うまく説明できないですが。

スペインマドリード、お話はここからスタート。
まずは、広場での仮装から貴金属店襲撃、そして逃亡……ここまではクライムムービーだが、逃亡途中のバーに立ち寄って以降、お話が変な方向にw

銀行強盗とその息子、人質になったドライバーと乗客、そして姿を現す魔女一家。
とりあえず、三世代魔女一家の中の娘のエロさは格別。
ラストの「ハッピーエンド」に対するシニカルな態度も、ブラックで良し。

ということで、犯罪、逃亡劇、オカルト、ホラー、サスペンス、ロマンス、さらには怪獣映画の要素まで煮込んだこのごった煮映画の言いたいことは……女への恨み節だった(爆)
製作者達、何かあったのか(笑)
離婚協議や共同親権(欧州独特の制度みたい)のことで、色々痛い目にあったとか
クライマックス部分では、魔女達の集会が描かれるのですが、この様子がさながらフェミニスト大会(笑)フェミこえーというのが、この映画に対する正しい感想……

正直、公開規模も小規模なので、エリア的にも見れる方は限られるかもしれないが、とりあえずカオスな映画が好きな方には無条件にお奨めできます。

インターステラー

11/21(土)インターステラ- 見てきました。
SF映画ではあるが、時代設定はどれくらいなんだろう?
映画の描写から窺えるのは、

・自動車は内燃機関のそれ(現代と変わらない)
・宇宙船に関する技術は惑星間航行可能なレベル
・深刻な食糧不足
・文明は衰退気味

言ってみれば、人類或いは地球にとって「黄昏の時代」というべき時代のようです。
どうにも背景描写が統一されていない感じがしましたが、それはあまりにも重箱の隅すぎるか。
ただ、惑星間航行が可能なレベルにまでテクノロジーが発達していたのなら、かなり発達したテクノロジーが期待できるはずなのだが、生活描写を現代と変わらないようにしたのは観客が感情移入しやすいようにする為の演出なんでしょうね。
また、ワームホールを使って恒星間航行するのはいいが、通信はどうしたんだろう?ワームホールの入り口と出口に中継装置を浮かべていたのかな・・・・・・とこれも重箱の隅かw

いや、重箱の隅と言いつつ、こんなことを書いているのは、かなり本格的なSFだったから。
こういう映画を見ると、やはりSFはあちら(欧米)が本場なんだなと痛感させられる。
お話の大まかなストーリーは、日本の作家なら星野之宣あたりが書きそうな骨太なもの。
いや、むしろコミカライズ版を出すのなら、是非星野之宣に描いて頂きたいくらい。
何となく「2001夜物語」みたいな雰囲気。

映画としては珍しく宇宙における「時間」の問題も取り扱っていたし(それが物語の重要な鍵のひとつ)
あと、ロボットの造形がクール。
私は気に入りましたよw あのロボット。

ところで、ブラックホールでアレした主人公、ある意味人類を超越した存在になっていたのではないかとか思ったがそんなことはなかったのかな?
単機で異なる恒星系に辿り着いた同僚の救助活動なんて、普通の人間にはまず無理なんだから。いや、それよりも山田正紀の「最後の敵」の如く、ワームホールを土星に作り、人類を外宇宙に促し、娘のマーフィに重力理論のヒントを主人公に与えさせる為、彼にブラックホール内に特殊空間を与えた「五次元人」こそが、未来の主人公そのものだったのではないかという気がしないでもない。

天才スピヴェット

11/16(日) 「天才スピヴェット」見てきました。

いや、地元の某モールに買い物に行った時、つい衝動的に(笑)

見た印象をひとことでいえば、よく練られて作られた絵本のような映画でした。
舞台は、アメリカの片田舎。
あることで、両親と姉、双子の弟と暮らしていたスピヴェット。
学者肌で熟考型のスピヴェットとやんちゃなレイトン。
対象的でありながら仲のよい兄弟だったが、ある事故でレイトンの命は失われる。

そして、悲しみに暮れる家族と暮らすスピヴェットの元にスミソニアン博物館から一本の電話が入る。
スピヴェットの発明が、ベアード賞を受賞したという。
授賞式への出席を一度は躊躇うスピヴェットだったが、結局は受諾。
しかも、彼は家族にそれを知らせることなく、十才の身でありながら家族には書き置き一つ遺して単身でスミソニアンのあるワシントンDCへと向かう。
このあたりのムチャ臭さは、父親譲り
そして、発明品をものにする頭脳と学究肌は、母親譲り。
作中前半、スピヴェットは、家族の愛情が自分に向いていないと嘆いたが、このあたりの行動はまさに両親のDNAを立派に受け継いでいますw
ただ、仕事柄、彼の移動手段には、「ムムム・・・・・・」としかめっ面にならざるを得ない。
いや、「あんなこと」をやられたら、鉄道の安全運行に多少なりとも携わっている人間にとってはたまらんですよ。フィクションだから許せますけどねw

そして迎えるスミソニアンでの受賞講演、ここがクライマックス・・・・・・ではなくて(笑)
クライマックスは、受賞後に彼が出演することになるTVショー。
日本で言えば、バラエティ番組といっていいでしょう。

ネタバレになるので何があったのかは書きませんが、この作中のTVのショーのスタッフって結構優秀。
なぜなら、彼らのある調査がなければ、あのクライマックスは成立しないわけですから。
そして、このクライマックスで、スピヴェットには「何」が必要だったのかが観客にも分かるという仕掛け。
ただ、TVショーの司会者とスミソニアンの女性管理職氏にとっては、災難なクライマックスだった(笑)

最後、スピヴェットは家族とともに元の田舎に戻ってのんびり暮らしていましたが・・・・・・
いや、あれだけの才能をもった子供を、欲深な大人達が放っておくとは思えないんですが(笑)
彼の発明品は「永久機関」なんだから、少なくともアントニオ猪木は食いつくはず。

この映画を見てから、同監督の「アメリ」もBDを購入して見てみましたが、これもやはり絵本の映画でありました。
何となく、中島哲也監督の作品を、よりオサレにして、台詞や展開をさらにスマートにした感じというと、ファンの方からはおこられるか?

楽園追放

11/15(土)出勤だったのですが、帰り道に楽園追放見てきました。

脚本は、まどか☆マギカでネームバリューを増し、仮面ライダー鎧武で評価を確定させたと言っていい虚淵玄。
パンフレットやインタビューを見る限り、企画への参加は鎧武よりこの楽園追放の方が先なんですね。そう考えると、楽園追放で描かれていることと鎧武における創世神話への解釈に相通じるものがあるのも頷けます。鎧武のストーリー構築は、楽園追放からのフィードバックも色濃く反映しているのですね。そして、主人公の決断も、鎧武におけるコウタとマイのそれと、楽園追放におけるアンジェラとディンゴのそれには相通じるものがあります。
結局、「楽園」は概念の中にしか存在せず、常に追及し続けていくものなのかもしれません。
また、英雄が自らを英雄と名乗った時、英雄たる資格を失うがごとく、そこを楽園と定義づけした時、楽園は失われるのかもしれない。
ストーリーの大枠は、ジャンル的にはサイバーバンクSFと言っていいでしょう。
自分が知っている範囲では、サイバーバンクSFの映像作品の傑作と言うと、まず思い浮かぶのは、マトリックスでありゼーガペインであります。いや、どっちもDVDを持っているからなんだけど(爆)
サイバーバンクでの醍醐味のひとつは、リアルとバーチャルの違いに対する解釈と描写なのですが、楽園追放の場合はややリアル寄りの描写。
そして、この作品、自分だけかもしれませんが、色々なSF名作に対してのオマージュが感じられました。
以下、簡単に列記すると


ナノハザード

人類が仮想世界で生きていく切っ掛けとなった災厄のことですが、名称からするとターンAガンダムの月光蝶からか?

アンジェラのマテリアルボディ

ゼーガペインにおけるリザレクションシステム?

アンジェラ実体化前の格闘トレーニング

マトリックスにおけるカンフーアクション?

聞き込み中のうどん

ブレードランナーでのハリソン・フォードの食事シーン

人工知性による外宇宙進出

岡崎二郎の「国立博物館物語」、山本弘の「アイの物語」

ラストシーン

ダグラス・トランブルの「サイレントランニング」、歌の部分は長谷川裕一「マップス」での歌う流星かな?

地球降下後展開される対巨大甲虫戦

フランク・ハーバート「砂の惑星」のサンドウォーム

仮想世界ディーヴァ指導者達の造形

石川賢の「虚空戦記」シリーズ

ざっと思いつく限りでこんなところか。

また、絵的にはさすがの東映。
いわゆるジャパニメーション絵でありながら、高品質な映像美を見せてくれます。
「蒼き鋼のアルペジオ アルス・ノヴァ」あたりから明確になってきましたが、従来のリアル志向の3Dモデリングでなく、見慣れたアニメ絵で立体的な映像を実現する。この手法は割りとアリだなと思います。
この辺りの技術は、東映の場合、プリキュアエンディングの3Dダンスで鍛えられているのかもしれない(笑)
ピクサーとは違う日本ならではのアプローチとして、今後の作品での技術展開を楽しみにしたいところです。

仮面ライダー鎧武、いよいよ終わったった

鎧武、本日46話。来週で最終回だが、実質的に今週の回で終了でしょう。
少なくともストーリー上の縦糸、全ての運命を握る「黄金の果実」争奪戦に決着をつけたのですから。

終わり方としては、メインライターの虚淵玄の代表作の一つ「魔法少女まどか☆マギカ」のそれに近いか。
背景にあるのは、創世神話と英雄神話というところか。
シリーズ近作とは異なり、ライダーの数を増やし(今までは二人か三人というところだった)、敢えてライダー大戦風味にしたのもそれが狙いだったのでしょう。
まどか☆マギカを見た時、「あれ?これ一番近いストーリーフォーマット、仮面ライダーじゃねえ?」と思ったものだが、まさか本当にライダーのメインライターをこなすことになるとは(笑)
上から目線で申し訳ないが、これでウロ先生もメジャーライターの仲間入りというのが私的感覚。
いや、商品展開とダイレクトに繋がっている作品、しかも一年という近年ではあまりない長丁場のシリーズを任されるというのは本当に大したものだと思います。
本当に力のある人じゃないと回ってこない仕事でしょうから。
何はともあれ、ウロ先生、お疲れ様でした。

ところで、創世神話も英雄神話もいいが、進化を促す蛇の役どころにはもっと色々かき混ぜて欲しかった(笑)
さすがに、ニチアサ、子どもに見せるもの、という括りがある以上、あまりえげつないストーリーには出来なかったか。

ただ、ウロ先生作品はよくえげつなさを言われるが、この方の描く物語、十分に優しさもあると再認識しましたよ。
その感覚が決定づけられたのが、この回でのミッチこと呉島光実の扱い。
色々とダークサイド墜ちな活躍を見せて、私を楽しませてくれたミッチでありましたが、全てが終わり、残ったのは罪だけ、どこにも行き場のない惨めな境遇。
しかし、一方で、そんな彼のことを、紘太、パティシエ、城之内、ザック、そして兄の貴虎といった様々な人々が気にかけている。
それは、彼のここに至るまでの軌跡、それは途中でねじ曲がってしまったのかもしれないが、最初から最後まで間違ったものばかりでもなかった。そう言っているようにとれました。

・過去に過ちがあってもやり直すことが許されるはずである。
・間違いを犯したからと言って、何もかもが間違っていたという全否定ではない。

言ってみれば、作者サイドからの救いのメッセージともとれる。
奇しくもウロ先生がライターを務めた「翠星のガルガンティア」クライマックスでのチェインバーから主人公のレドに向けられたメッセージを思い出した。

さて、ストーリーに決着がついた中での最終回、次週は何を見せてくれるのやら。
ディケイドは出るのかな(笑)

ガルガンティアでの名シーンといえば、コレ

久しぶりにマップス読んだ

iPadで登録しているKinoppy(紀伊國屋書店の電子書籍アプリ)を覗いてみたら、コミックの全巻特価セールしていたので、マップスの全巻セットをDLした。
いや、懐かしいww

改めて観ると、発表当時だとあのリープシリーズのデザインというのは衝撃的だっただろうなぁ。
そして、全巻通して読むと、そのストーリー構成のスケール感と巧みさに舌を巻く。
いや、ジャンル問わず、これだけ綺麗に風呂敷を広げまくってかつ綺麗に畳んだお話ってなかなかお目にかかれないですよ。
スケール感ありすぎて、こりゃまともには映像化は無理だなと。
でも、調べるとアニメ化されたことあるのね。OVAで(未見)
OVAじゃ無理だろ、OVAでは・・・・・・
まともにアニメ化なんてしようものなら、全100話くらいは必要だぞ。そうかってのドラゴンボールやいまならワンピースなみの制作体勢が必要になる筈。せめてニチアサ枠くらいの本気度は・・・・・・
ただ、リプミラはやたら裸になるから、夕方枠や日曜午前枠は無理だな(爆)
じゃあ、リプミラの露出を抑えて・・・・・・ダメだ、そんなのマッパ・・・・・・じゃなかった、マップスじゃない。脱いでこそのマップスだろうが。

よく思うのだが、長谷川裕一と椎名高志のストーリー構成能力は、もっともっと高く評価されていい筈。

ヨヨとネネ、買ったった

ヨヨとネネ、つい衝動買いしてしまいましたw

いや、いいですよ。こういう王道ファンタジー大好物です。実に大人げない買い物ですが何か?
クライマックスでは、年甲斐もなくウルウルしてしまいましたが何か?

物語の構造はシンプルですが、善意が世界を救う・・・・・・いいじゃないですか、主人公達の行動がクライマックスに向けての伏線としてちゃんと機能している。
困った人に手をさしのべる、お年寄りに席を譲る、たったそれだけのことでも確実に世界は良くなっていく。たまには、そんな風にシンプルに世界を観ていたいものです。
原作はそれなりにボリュームと広がりをもったお話みたいですが、残念ながら未読。でもすんなり物語世界に入ってはいけましたよ。
本当はこういう作品こそ、子供の世代に見て欲しい気がするが、逆にある種マニア筋にしか知られていない悲劇・・・・・・
見た限りでは、作っている人達は本気で「万人向け」を狙って作っていると私には感じられたんだがなぁ・・・・・・

ガンダムやエヴァやジブリもいい、ポケモンも妖怪ウォッチもいい、でも、こういうお話も世の中には必要なのだと改めて思った次第。

そういえば、このお話やヒットはしなかったが「宇宙ショーへようこそ」もそうだが、何となく昔だったらジブリあたりが作りそうなお話を、肝心のジブリが作らなくなってしまったなとふと思ってしまった。
それならそれで、他のクリエーターに頑張って頂ければいいのだが、いまの時代、有力どころがお金を出してキャスティングを握ったコンテンツじゃないとプッシュして貰えないんだよなぁ・・・・・・

キカイダーREBOOT

キカイダーREBOTT 見てきました。

キカイダーは、石ノ森作品の中では特別に好きな作品の一つです。
過去、
・TVシリーズ
・スピンオフ映画(「人造人間ハカイダー」)
・アニメーション
がありました。一番原作テイストに近いのはアニメーション版。一応、ゼロワン篇もありましたしね。
(原作版のゼロワン篇と実写TVシリーズのゼロワンとは全く違うラスト)

で、映画のREBOOTです。
原作、アニメと共通のキャラクターは

・キカイダー=ジロー
・光明寺博士
・光明寺ミツコ
・光明寺マサル

ハカイダーは出ますが、人間態のサブローの設定はなし。
このハカイダーの正体については、ネタバレになるので実際に鑑賞してご確認のほど。

服部半平は、原作や実写、アニメでは探偵でしたが、今作では(自称)ネットジャーナリストにして携帯小説家。
プロフェッサーギルは、光明寺博士の仕事上のサブで名前はギルバート神崎、名前以外は原作設定に近いですね。
原作では、ヘル・ギルバートで光明寺博士のパートナーにしてプロジェクトの出資者だったはず。

映像は邦画にしては結構手が込んでいて、アクションもかなり凝ったもの。
ワイヤーアクションが目立つのは、いまの時代仕方ないか。かなり激しいアクションだったので、スーツアクターさんは大変だったでしょう。
キカイダーのスーツの人は「荒川真」さんという方だそうで、私は同姓同名のプロレスラーしか知らない。
終盤、キカイダーがハカイダーにジャーマンスープレックスを決めるシーンがあったが、あれは荒川真(ドン荒川)と同姓同名なことにひっかけたのか(笑)
よく観察していたら、サラ固めや看護婦固めや年金固めもくりだしていたかもしれない(爆)
再見することがあったら、もっとよくアクションシーンを観察しておこう。
ああ、ハカイダーもシャイニングウィザードを繰り出していたな(爆)
アクション担当の方、プロレス好きか?
ただ、電磁エンドが実際にはウルトラサイクロンだったことは(ry

ジローを演じていた俳優さんは、ジローがアンドロイドであることをかなり意識して演じられていたようですが、実際にキカイダーのちょっとした演技シーンではご自身がスーツを着て演じていたとか。こういうの、昔のライダーとかでもあったが、最近はあまり聞かないな。
勿論主演の方もそうですが、個人的にはキカイダーを演じていた荒川真さんの名前を強く憶えておきたい。意外とだが、先々のニチアサでは、高岩さんや次郎さんの後継者の座に座っていたりするかもしれない。

映画全体のことに関しては、絵的な部分は満足したが、ストーリー展開がやや唐突な感じもしたが、これは尺の関係上仕方ないか。
クレジットを見ていると、脚本の方は戦隊やアニメの仕事をよくされている方の様子。Wikipedeiaで確認すると、「はたらく魔王さま」とかも手がけた方なのですね。

ラストシーンからすると、かなり続編を意識した作りになってました。
となると、映画の興行成績次第では、「ゼロワン」ありか?


ゼロワン=イチローは、原作では光明寺博士がジロー以前に製作したロボット
MEIMU版では、ミツコがダーク版ゼロワンの部品を回収して製作したロボット

となっていましたが、REBOOTではどうなるか?製作されるかどうかも含めて楽しみです。
本作ではミツコが、停止したジローを蘇らせるために父(光明寺博士)の後継者となる決意をしているので、MEIMU版のような設定になる気もしますが。

ああ、忘れていましたが、マリも登場しますよ。
ただ、本作ではビジンダー設定はなし。これもゼロワン、シャドウナイト、ザダム、ワルダーともども続編。
ん?となると、本作での椿谷国防大臣がビッグシャドウになるのか?

映画「ワールズ・エンド」 感想

the WORLD'S END 見てきました♪

今年見た映画の中では私的に一番でした。
何だか、「銀河ヒッチハイクガイド」を彷彿とさせるセンスだな、と思って見ていたらこれも英国映画だったんですね。
何というか、ジョークのきつさがハリウッドよりも私的にしっくり来ますw

話の中身は、かつて田舎町の悪ガキだった五人組のリーダー、ゲイリー・キング(アルコール依存症、カウンセリング受診中)がハイスクール時代になしえなかった目標=街中の12軒のパブを一晩の内に全部飲み明かすを達成しようとかっての仲間達に声をかけるところから話は始まります。
で、この途方もない阿呆な企み・・・・・・皆40にもなって全員参加しちゃうんですねw・・・もうアボガド、バナナかとw
ただ、彼らの青春の地は既にある勢力によって「侵略」されていたのだった・・・・・・

ということで始まる酔っ払い対侵略者(大笑)

この侵略者、色々な侵略SFへのオマージュがあるのだと思います。

J・フィニィの「盗まれた街」だったり、「ゼイリブ」だったり、「地球が静止する日」だったり、乗っ取りの時のアクションなんかだと「ヒドゥン」も意識していたのかなとか、クライマックスでの侵略者達の行軍を見た感じだと「スクリーマー」(原作はディックの「まだ人間じゃない」の映画)もちょっと混じっていた感じ。
制作者様はかなりSF映画に精通しておられる感じ。

この映画の中では侵略者(正確にはその尖兵)のことを、「エンプティ(空っぽ)」と呼称しますが、これからこの映画を見る方はこの「空っぽ」というワードは押さえておいた方がいいと思います。そうすると、ラストの意味が実にビターなものに感じられると思います。何故なのかを言うと、完全にネタバレになりますがw
ネタバレといえば、公式サイトなどで「酔っ払いが世界を救う」とコピーをつけてますが、これは間違いです。酔っ払いは世界を救いません(笑)ある面からみれば、世界の破滅の引き金は酔っ払いが引いています(爆)
やっぱり、酔っ払いは碌なことをしない。

五人組の元悪ガキ達の中では、個人的にニック・フロスト演じる弁護士のアンディ。
このアンディとリーダーであるキングとが最後に訪れるパブでの会話には、おっさんの悲哀が詰まってます。
そうだよな、生きるって凄く疲れるよな、変わっていかないと生きていけないけれど、それは時に哀しいことでもあるよなと・・・・・・
また、途中のアクションシーンでは、「動けるデブは最強、その上酔っ払ってしまうと無敵」という真理を私達に教えてくれます。

最後に・・・・・・地球人類の命運を賭けた対話の相手に酔っ払いを選んだこの映画の侵略者は、侵略SF史上アホさに関しては5本の指に入るんじゃなかろうか?

「甘々と稲妻」感想

最近気に入っているコミックがありまして・・・

雨隠ギドの「甘々と稲妻」です。

タイトルの意味は不明です(笑)

基本的に登場人物に悪い奴はなし。主人公格は

高校教師でシングルパパの犬塚公平
犬塚先生の一人娘にして愛妻の忘れ形見である犬塚つむぎ
犬塚先生が副担任を務める一年A組の生徒、飯田小鳥

の三人。
途中経過はストーリーのネタバレにもなるので省きますが、ひょんなことから料理研究家である小鳥の母の店「恵」で一緒に夕食を作り食べる仲になる三人。ちなみに現段階(コミック二巻)では恋愛関係はなし。
で、このコミックの何がいいかというと、とにかくご飯がおいしそうなこと。
それも、素材が、とか、技巧が、という話ではない。
皆で下手くそながらもわいわい作って一緒に笑いながら食べるご飯がおいしそうでたまらない。
ああ、食事って本当は楽しいものなんだよな、と再認識させてくれる。
誰かと食べるご飯は宝物ですよ、本当に。
出てくる料理も、最初はただの白米(といってもいわゆる土鍋ご飯だけど)から始まって、ハンバーグ、グラタン、唐揚げ、煮物etc
レシピ付きでどこのご家庭でも出せそうなおかずばかり。
そして、私のハートをわしづかみにしたのは、最初の土鍋ご飯を食べる時のつむぎのこの台詞

「おとさん、たべるとこみてて」

この台詞とつむぎのおいしそうに食べるシーンで、ひねくれ者の私のロジック回路崩壊www
いや、理屈じゃないですね、こういうのは。

で、そのシーン

ファイル 1313-1.jpg

以前何かのコミック感想で言いましたが、目は口ほどにものをいいと申しますが、この絵の説得力の前ではどんな文章表現も消し飛びそう、というか表現者としての目で見れば卑怯ww

話は飛びますが、これとか「高杉さん家のおべんとう」とかでも、いまさらながら読んでて思うのは、いわゆるグルメマンガとして「美味しんぼ」はもう過去になってしまったんだなと。
何だか脈絡ないですが・・・もう青筋たてて食について語らなくてもいいよ、大事な誰かと繋がる場としての食事、笑って食べられる食事、そういう食事が本当は大事なんだよという・・・
一応言っておきますが、「美味しんぼ」をdisる気はない。あれはあれで、グルメマンガとして一級品のエポックメイクだったと思っている。

ただひとつ言うのなら、山岡士郎や海原雄山と食事で同席しても、おいしいご飯が食べられるとは思えない(料理としては間違いなく超一級品が出るだろうけどね)

仮面ライダー鎧武 第17話「桃のライダー、マリカ光臨」

今週の鎧武。

ライダー感想もコンスタントにあげられなくなってますが、私は生きてます(笑)

何というか、鎧武を見ていると、徐々にウロ先生のカラーが出てきたというか、ミッチが「まどマギにおけるほむほむ」になってきたというか(爆)
今週の回を見ていると、ラスボスはひょっとしたらミッチじゃね?という気にもなってくる不思議・・・・・・
思い出してみるといい。
最初の回からこっち、チーム鎧武との関わりにおいて

・「大人」になろうとするコウタ
・舞とコウタを含めたチームが変わらないことを望むミッチ

変わることを受け入れているコウタと変わることを拒絶するミッチともとれないだろうか?
結果的には、変わるまいとして変貌しているのはミッチなんですが・・・・・・
ミッチはこのまま「怪物化」していくのでしょうか?
そして、前作ウィザードでのラスボス対決は、笛木という男の狂気により人の心を持ったまま怪物化された魔法使い晴人とソラ=グレムリンという、結果論的ではありますがそれなりに宿命的な相手同士でありました。
となると、変化を受け入れつつ変わらないコウタと変化を拒みが故に変貌したミッチという図式が成り立つ気がしませんか?・・・いや、私だけなんだろうけど(笑)

あとは、メロン兄さんこと貴虎さんがちょっと不憫・・・・・・
メインどころのキャラクターでは、コウタと貴虎兄さんが一番まっすぐな人柄なんだよなぁ・・・・・・

それにしても、今回のアクションかなり頑張ってた。マリカの中の人はそのままで演じているケースがあるらしいが、今回がそれかな?

今年最初の小説感想文・・・かな?

たまには何かエントリをあげておかないと死んでるんじゃないかと思われるので(笑)

パーフェクトフレンド(野崎まど)

初・野崎まどであります。

正直言って、私の中でまだ消化し切れていない(^^ゞ
はっきり言ってワケがわかないよ(゜ω゜)

お話の内容としては、超天才児ではあるが友達のいないさなかちゃん。そのさなかちゃんが突っ込み気質にして、生来委員長体質の優等生理桜ちゃんと出会い、友達になるお話と言ってしまうと簡略化しすぎだろうか?
話の後半部分は一種のミステリーと言えないこともないが、その謎解きはちと消化不良・・・と思ったが、どうも他の方のレビューを読むと、「2」という作品で他の同作者作品群とともに連動しつつ種明かしがされている様子・・・・・・おのれ、ディケイド商法がここでまで(違)
それにしても、このお話の中盤部分でのさなかちゃんと理桜ちゃんに関わる「事件」には読んでて本気で驚いた。あまりの超展開に・・・・・・まぁ、それが先ほど言ったミステリーに繋がるのですがね。

ただ、私なりにこのお話での最大のミステリーは、友達がいない、なぜ必要なのか分からない、いらない、と述べる天才児さなかちゃん・・・・・・なのに、どう考えても、理桜ちゃんに対しては一目惚れっぽい部分(笑)二人の出会いは、やはり運命だったのだな。などと言うと、さなかちゃんが運命方程式を真剣に考えてしまいそうな気がする。

この作品を含め、野崎まどに関する私の評価は、保留。もう何作品か読んでから定めたいと思います。
しかし、新しい作家さんに対してこういう評価にならざるを得ないなんて、私の「老い」の表れか・・・


あなたへの想い(矢口敦子)

この作家さんも「初」であります。
野崎まど作品に対しての私のスタンスに「老い」と表記しましたが、これは私自身が「老い」と向き合わざるを得なかった作品。

北海道で大学に通う真一の元に母・律子の死の報がもたらされる。
疎遠だった母、愛情を受けた記憶もない真一にとって母の死はどこか他人事のようだったが、その母が死の間際メッセージを遺していたことを知る。

「あいたいしんじ」

「しんじ」とは何者なのか?
メッセージの意味は?
ややミステリー的ではあるが、律子という還暦を迎えた一人の女性の生涯がひもとかれていく。

性別の差はありますが、還暦の歳に孤独な死を迎えざるを得なかった律子という女性の生涯は色々胸に迫るものがあります。
一部のレビューに、状況にリアリティがないという指摘があり、その部分には大いに同意なのですが、それでも高齢化が進むこの社会においては律子の「死」は決して人ごととばかりも言えない切なさがある。
最後は、真一を含め若い世代に希望ある終わらせ方ではあるのですが、どうにもその「老い」の描写が頭から抜けない物語でした。

映画感想・・・じゃなくてコミック感想

本日は「Trick 劇場版 ラストステージ」を見てまいりました。

何というか、相変わらず「ねた」が多い映画で、どうしてもそれを追いかけて見てしまいました(笑)
あのラストにしても、古参ファンの間では色々な解釈が飛び交っているんだろうな……

と映画の話題はここまでにして(笑)

実はスクリーンの開場前に書店にてこういうものを発見したので迷わず購入w

「私の川原泉2」
こういうものが出ていたのに気付かないとは何たる不覚。
収録作は、


  • オペラ座の怪人

  • 架空の森

  • 愚者の楽園 - 8月はとぼけている

  • 3月革命

  • ヴァンデミエール - 葡萄月の反動

  • 不思議なマリナー

  • パセリを摘みに

  • 笑う大天使特別編

帯の惹句によると、読者投票二位がトップ掲載の「オペラ座の怪人」だったそうで、収録中一番の人気作ということなのでしょうが、私個人としては収録作品の中では「架空の森」が好きですね。好きなポイントはやはりあのラストシーン。ハッピーエンドだし、ラブストーリーとしても奇麗にまとまっているのに、絵がそれを反映していない(笑)ヒロインは幸せ絶頂の筈なのにどこか納得が行っていない様にも見えるし、逆に「テレ」をあの「皮」で押し隠しているようにも見える。
「不思議なマリナー」も好きですね。何というか、川原泉流性善説な人達のお話で。
ちなみに収録作以外でということなら、迷った挙句「フロイト 1/2」をあげておきます。一位というか、同率一位あまたある中の代表選手として♪

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