アニメ版古典部シリーズたる「氷菓」終わった。
これから、何を楽しみに・・・・・・って、他にも色々あるけどね(笑)
最終回は大方の予想通り、「遠まわりする雛」
氏子の娘が「生き雛」となって、沿道を練り歩くというお祭りで(多分元ネタになった類似の祭りがあるはず)、古典部部長の千反田えるが「生き雛」をつとめ、急遽呼ばれた奉太郎がその傘持ちをつとめる。
あらすじを言えば、これだけ(笑)
シリーズ中でも最高ランクに地味なお話です。
そして、このお話のタイトル「遠まわりする雛」は、ダブルミーニングなんですね。
表向きの意味は、勿論ストーリーの通り、生き雛の行列が橋の工事でルート変更→遠まわりということですが、奉太郎、える、さらには悟志、摩耶花、ついでに(笑)入須の若さと青さも指していると。
若い故、青い故に、ゴールにまっすぐには行かない。
それは、奉太郎とえるの関係もそうだし、悟志と摩耶花の関係もそう。
入須にしても、策を弄することなく、奉太郎の才能への賛辞を素直に口にするのに半年近い時間を要していると。
その意味では、悟志と摩耶花、入須のフォロー回にもなっていたな。というか、入須先輩、スタッフに愛されてるなと。
スタッフ、絶対、入須先輩と沢木口先輩のこと、気に入っていただろ(笑)
これで、古典部シリーズ、映像化されていないのは、私の知る限りでは「ふたりの距離の概算」のみか?
叶うことなら、原作者の米沢さんには、このシリーズを奉太郎が卒業するまでのスケールで続けていただきたい。
そして、映像化は・・・・・・ストックがたまったら、二期か劇場版を。
さらに言えば、同じ制作体制で「小市民」シリーズも!!
それにしても、この「氷菓」、キャストをうまい人で固めてくれたのは視聴者的にはありがたかった。
声の演技が安定していると、安心して楽しめますからね。ましてや、こういう地味なお話では。