昨年、ツィッターで「短パン、Tシャツ、サンダルのウルトラクールビズを認めるべき!」と書いたが、それに近い動きが!!
で、ふと思い出したこと。
現在もそうなのかは知らないが、昔川原泉さんのエッセイ漫画で指宿市(鹿児島県)の市役所職員は夏場アロハで仕事をしているというお話がありましたね。
日本の夏の暑さは独特のものだと思うので、一部地域以外は似たような制度を取り入れるべきだと以前から思っておりました。
ついでに言えば、クールビズの期間も、地域ごとの独自ルールを認めるべきだとも。
幸い、現実にはこれに近い動きがあって、実際私の勤め先ではクールビズスタートは、5月の第二週。ゴールは11月末までです。
以前は、全国一律で、6月~10月だったことを考えれば、いくらかは地域性に配慮してフレキシブルなルールを認めてくれているようです。
もちろん、ルールの混乱を防ぐ意味でも、例えば閣僚直轄の機関は同一期間に統一するとか言った線引きは必要でしょうけど。
でも、考えてみてくださいよ。
ほんの10年くらい前までは、夏場でも皆シャツの一番上までネクタイして、しかもエアコンフル稼働の室内でたばこプカプカさせながら仕事していたんですよ?
色々と堅苦しい部分は出てきたにせよ、この国の職場環境って、かなり改善されてきたと思いません?
再稼働期間めぐり福井と関西対立 知事、原発相来県で念押しへ(福井新聞)
原発問題に関しては、色々と考え、迷うことが多いが・・・・・・
この記事で扱われている一連の流れって
お前のところの原発止めろ
↓
再稼働なんか認めないからな
↓
でも電力不足が心配だ
↓
やっぱり再稼働しろ
↓
電力需要の高い時期(夏季)限定でな
↓
(地元サイド)「ふざけるな!!」
かなり偏った書き方になったが(汗)、発電地の住民感情的に見るとこうともとれるのは否定できないのでは?
というのも、私が暮らす福岡県も県全体から考えれば、佐賀県(玄海)や鹿児島県(薩摩川内)の原発から電力を供給してもらっていたことは否定できないわけです。
かなり思い上がったことを言わせてもらえば、都市部(福岡)が地方(佐賀、鹿児島)にエネルギー供給を押しつけていたともとれるわけですね。
で、いままでさんざんそうした形で「利用」しておいて、いま「ON」と「OFF」を自分の都合だけで好きに決めてしまっていいのか?とかそれを口にするのは、一種のエゴではないか?とか考えてしまうわけですよ。
と、こんなことを言うと、私が電力利権にぶら下がっている人とか電力会社に洗脳されているとかとる人もいるかもしれないが(笑)
もちろん、原発立地自治体には多額の補助もつくだろうし、立地に伴う利権もあるでしょう。利権というと、なんだかダーティなイメージが先行するが、それは地域の雇用や産業育成につながっているものもあるだろうから、全部を否定することもないでしょう、
でも、いくらそうした恩恵がついてくるとはいっても、先ほど言った「ON」「OFF」を都市部側の理屈だけで決めていくと、感情論として、住民の方には「ふざけるな!!」という意識が出てくるのは避けられないのではないかなと。
で、結論を出さないと「ずるい」と言われそうですが、正直私も結論、落としどころはわかりません。
その「結論が出ない」ということについては、申し訳ないとしか・・・・・・
「“自分は100%正義”ユーザーは恐ろしい」。河本問題から見えた、爆問・太田が語る“ツイッターとの関わり方”(livedoorニュース)
色々と騒がしい問題だ(汗
今回の件、問題となっているお二方のこと以上に、実は個人的に残念なのは、タレント・芸能人の多くが「擁護」に回っていること。
もちろん、片山さつきさんもちょっときな臭いところがあります。
何しろ、こういうニュースも流れてますから
親族の扶養義務徹底…自民、生活保護法改正案を提出へ
これは、ちょっとタイミングが良すぎるだろう(笑)
多分、このシナリオがあっての「生活保護」見直しという動きを起こすに足る引き金としてタレントが利用された面もあるでしょう。何しろ、財政再建や見直しが叫ばれて久しいし、片山さんは主計局出身だ。
でもね・・・・・・不正受給を正当化する理屈にはならないでしょ?
片山は悪い、でも不正をした奴は悪い・・・・・・これなら分かるが
片山は悪い、○○(個人名)は悪くない、かわいそう・・・・・・これは無理がありすぎる。
今回の件、モラルの部分で芸人さんを含めたタレントさんの、「ムラ意識」の度合いが測れたんじゃないかと個人的にかってに思ってます。
で、結論は・・・・・・
テレビ離れが言われて久しいが、テレビから離れていった日本人のモラル意識って捨てたもんじゃなかったのかもしれないなと。
ムラ意識で社会通念から外れた意見も出るだろうとは思っていたが、正直その外れ具合は、私の予想の斜め上を行きすぎていた(爆)
違法かどうかは専門家に任せるにしろ、「フェア」か「アンフェア」かの判別も・・・・・・まぁ、もういいや(笑)
ただ、個人的な事情をお話しすると、私も何度も入院だの手術だのを繰り返し、職場を離れたり移ったりしました。
正直言って、仕事がない時期もあったりして、経済的にもかなり困窮したりもしましたが、公的な支援については受けずに済みました。
いや、これは自慢ではなく、ただ私は恵まれていた・・・・・・それだけのことでしょう。
しかし、それだけに、困窮し。公的な支援を必要とする状況に陥る可能性というのは、決して他人事ではないとも思ってますよ。
そうでなくとも、いまは先が見えない世の中だ。
一寸先は闇。
明日は我が身の厳しい社会情勢です。
それだけに、いくら本人が頑張っても、意識を高く持ったとしてもどうにもならない事態は生じるし、そうなった時のためにも公的な支援制度は必要だし、充実していなければいけないと思っています。
セーフティネットって、そういうことでしょう?
逆に言えば、踏ん張れる間は踏ん張って、社会の一員としてそのシステムを支えなければいけないということでもある。
幸い、私はいまのところは何とか踏ん張れている・・・・・・と思いますが、明日はどうなるかは分からない。
はっきり言いましょう。
「情けは人のためならず」
踏ん張ってシステムを支えるのも、自分のためです。
「回り回って自分の為」
自分自身が安心して社会で生きていくためにも、セーフティネットは必要なのですよ。
だから、自分の為にシステムは維持していく必要がある。
それだけに、不正はいけないと。
積もり積もった不正の結果としてこのシステムが崩壊することは、自分を滅ぼすことになりかねないわけですよ。
不正を謝罪した例のお二方は、個人的にはもういいです。
ただ、擁護し、さも正当化しようとする芸能界やメディアにある一部のコメントには危機感を感じます。
本当に分かっているのか?と