「カーニバル・ナイト」読了!
今回はシリーズPart3ということで、再びおじゃま秘密結社SCFが暗躍。
主人公の高校生グループの一人、榊君の彼女こと、特大ポテンシャルのサイキッカー小牧ノブ誘拐のために、組織のサイコクラッシャーである和紗結希をルナベース(月基地)から、主人公達の高校へ転校生として潜入させることから物語はスタート。
早速動き始める凄腕エージェントにして探偵の平沢。
その平沢の動きを見て、事態を察する主人公グループ。
今回も男子高校生達の無闇矢鱈な行動力が光ります。
そして、今回のメインは、前作「ハレーション・ゴースト」と同じく沖田君。
うん、そうだね。私が作者でも彼をメインにするだろうな・・・第一作の主人公は榊君だったが、沖田君は榊君の友人というだけの枠におさめるのには勿体ないキャラクターだし。
とにかく、今作では前出の平沢と沖田君が動く、動く。
対して、SCFは・・・大人げない(笑)
いや、陸空の近代戦力を投じて、何をしているかというと、いたいけな高校生達を追い回し、出店や社、狛犬をぶっ壊して地元の祭を台無しにしたあげく、いたいけな女子高生を拉致監禁なわけで・・・
それを受けての続き、つまり第4作「ラストレター」はどうも、再び榊君メインに話は戻るようなのですが・・・どうなんだろ?
4作通して既読の人は、私にネタバレしないように(笑)
この創元社の再版版では、いつのリリースになるのやら・・・
ということで、久々に続きが気になるシリーズものなのだった。
ところで和紗結希ってキャラクター、やっぱり綾波レイとかいまなら見島鳴あたりの原型にあたるキャラクターなんだろうか?
もう一点
「3月のライオン」の7巻。
いま「乙嫁」「高杉さん」とともに、私が続きを楽しみにしてるコミックスだ。
この巻を読んで・・・作者がエヴァ好きなのは、よく分かった(笑)
そして、この巻では前巻から続いた川本家の次女、ひな(ひなた)ちゃんの「いじめ」問題にある決着がつくのだが・・・
この問題は、作り手的には勇気の必要なテーマだったろうな・・・というくらいデリケートな問題なので、うまい感想が思いつかないが、とりあえず、ひなちゃんは間違いなく、将来いい女になるなと。
桐山君は、早くひなちゃんを嫁にするべき(笑)
でも、まじめなことをひとつ言うと、守るとか守ってもらうとかいう以前に、人間、味方になってくれる人がいる・・・それだけで救われることってあるのですよ。