仮面ライダーW、もう少しだけ語ろう(笑)
主人公サイドのことは散々語られているだろうから、最終回の範囲内でちと違う部分について・・・
まず照井竜。
変身せず生身のままでドーパントの力を発揮し、
「この汚れた街を浄化する」とのたまう若菜姫を前にしての台詞
「この街は汚れてなどいない。そう見えるとしたら、お前の心が歪んでいるからだ」
何という真実。
結局、街というのは、様々な人間達が作り出すひとつの世界そのものですから
まさに清濁合わせたその混沌こそが、実相なのでしょう。
どんなに聡明な人物であろうと、世界そのものを見回しても結局その視界が捉えるのは世界の一側面に過ぎないのでしょうし。
かえって、翔太郎のような愛すべきバカの方が、真実を体で知っていたりするものです。
その真実は、フィリップや若菜姫の検索を以てしても、テラーパパやシュラウドの頭脳を以てしても辿り着けない真実。
だからこそ、最終回、園咲家はフィリップを翔太郎に託したのかも・・・
混沌と言えば、ミュージアムそして財団Xの介入が消えたにも関わらず、ガイアメモリーによるドーパント犯罪者が絶えない世界観もリアル。
清濁の濁、正邪の邪、というのは、結局、大きな力が働かない方が、末端にそして幅広く広がっていき、それはまとめようのない混沌へと繋がっていくのでしょう。
その意味では、あの風都という街では、延々とドーパント犯罪は起こり、二人の探偵、そして照井刑事の活躍は続くのでしょうね。
昭和ライダー的世界観で言えば、ショッカーが倒れ、次なる組織は生れずとも、ショッカーの生み出した改造人間を初めとした悪のあだ花達は社会に放たれたままというイメージ。
(ショッカーの次はゲルショッカー、次いでデストロンだろうという突っ込みは無しねwww)
でも、残っているのは雑魚ばかりだろうって?
いやいや、混沌とした状況の中から、いつあの井坂先生のようなモンスターが現れるか、誰にも分らないのですよ。
仮にそうなったとしても、翔太郎が、フィリップが、照井が、何とか混沌の淵で踏ん張ってくれるでしょうけれど。
或いは、翔太郎がおやっさんの遺志を継いだが如く、最終回のあの少年辺りが翔太郎達を継いでくれるかもしれませんし。
フィリップだって言っていたじゃないですか。
「君は僕らの仲間だ」って。
あれは、テレビの向こう側の子供達にも向けられた台詞でもあるのだと思いたい。
もうひとつ気になった台詞
「誰も知らない、この街で俺が最強だと言うことを」
えー、ペットショップ店員兼サンタちゃんの部下兼エナジードーパントさんの台詞。
「衆人環視の中で言って、誰も知らないはないだろう!」
という突っ込みを入れたいところですが、突っ込みポイントはそこではない!
「風都最強は、ミックさんに決まっているだろうが!!」
何と言っても、照井刑事を翻弄し、高級猫缶の買い物に翔太郎をパシリに使う・・・これほどの強者が他にいるというのか?
でも、ミックさん、探偵事務所でも大事にされているようで何よりです♪
とネタに走った後で(笑)
最終回で、劇場版に登場した仮面ライダージョーカーを出し、なおかつライダーキック、ライダーパンチの見せ場を作る。
これは、劇場版を見に行けない人のこともキチンと考えたWスタッフなりの良心の現れだったのかもしれない。
・・・ガーリーピンクの悪魔の反省とも言うが(笑)
さて、もうすぐ新ライダーOOO(オーズ)か。
主人公がちと浮世離れした変わり者っぽいが・・・
何となく、主人公設定に555(ファイズ)やキバあたりの匂いを感じてしまった(笑)
いや、メインライターは小林靖子さんなので大丈夫とは思うが(暗黒面的に)
一応、誤解のないように言うが、555やキバのあの世界観は決して嫌いではない。
あとは、通りがかりのガーリーピンクの悪魔に背後に回られないことだな(笑)
閑話休題
本日も宅配さんと行き違ってしまい、ゼーガペイン受け取り損ねたorz
むー、明日と明後日は帰り遅いんだがなぁ・・・来週は大分だし。
ということで、ゼーガ・・・と行きたかったが、最近ED動画を貼ったばかりだったな(笑)
故に、私的神EDのもうひとつ「虹色の宝物」だ。
作っているのは、EPO。
昭和40年代の東京を舞台にした冒険活劇・・・でも、全話通して見たことない(爆)
マイナーだからな・・・主人公が捨て子だったり、育ての親をなくしたり、世界中からお尋ね者になったり、失明したりととんでもない話でもあったな。