映画「インセプション」を見てきました。
ディカプリオと渡辺の謙さんで話題のアレですよ。
某金沢の某氏の日記によると「押井作品へのハリウッドからの挑戦状」とも取れる内容だそうで・・・確かに。
ストーリー内容からすると、今敏の「パプリカ」も微妙に影響を与えているような。
ただ、意地の悪い見方をすると、作っている人は押井さんより苦労していますな(笑)
ハリウッドのエンタメ基準やストーリーの理解しやすさというものが、製作段階ではかなり要求されるでしょうから、押井作品のような思弁的な要素に入り込むこともなかなかできないでしょうし。
分かりやすいストーリーと見た目派手なアクションを展開しつつも、作り手側の伝えたい哲学的な部分をきちんと入れ込む・・・想像するだけで食欲なくしそうな要件ですな。
そう、これは「ハリウッド」映画なのですよ。
ですから、たとえ夢の中でのイマジネーション勝負であっても、最後は体力がモノを言うと。
とりあえず、ドンパチに強くないと、かの国では哲学の世界でも生き残れないのだ(笑)
色々言いましたが、とにかく「インセプション」お勧めです。
というか、黙って、観にいけ(命令形)
イマジネーション、アクション、思弁性ともに、良くも悪くも「マトリクス」以来のツオイ作品なのは間違いないから。
・・・と言いつつも本当は「鳥刺し」を観に行ったんですけどね、時間が合わなかったのでこちらを見たと(笑)
しかし、後悔はしていない。
この映画のラストシーン・・・「夢」ねたらしい終わり方でありました。つまり、この我々の見ている光景は夢なのか?現実なのか?
解釈は、観客に委ねられていますが、ただ、もし夢だというオチだとすると・・・
謙さんが!!謙さんが~~!!(ToT)