スーパーで買ってきたカツオのたたきをほうばりつつ、「ハゲタカ」再見。
DVDを購入すると、何度も見れるな・・・と散財に関する自分の心をごまかしつつ(笑)
劉(玉山鉄二)のサイドから、このお話を見直すと実に興味深い。
ドラマから入った人間としては、どうしても鷲津さんや芝野さんに目が行きがちなんですけどね。
根底に日本人の我々には想像付かない貧困を抱え、名も顔も捨てて、超一流ビジネスマンとして生きる男、劉一華(リュウ・イーファ)
彼の言う「なまぬるい地獄」=日本は、確かにひとつの真実なのだろうな。
劇中、劉がらみで特に気になった点。
派遣工、森山へ接触したのは、単に打算だけだったのか?
何らかのシンパシーがそこにあったのではないか?
ファミレスで森山と食事をしている時、森山が食べ残したライスをもらうシーン、何となく彼の根底にある貧困が伺えたとともに、その素顔をさらけ出す劉に妙にリラックスした姿を感じたし、森山相手に投資銀行から派遣された金融アドバイバーへの不満をぶちまける姿にも同様の演技ではない守山へのシンパシーが感じられた。
劉にとって、森山が単に利用しただけの相手ではないことを伺わせたシーンは、もうひとつ。
森山不在の場であるが、栗山千明扮するリポーターに「現実から目を背けるな」とのたまう場面。
その「現実」=「日本人にとっての現実」とは、森山のこともあったのだろうな……。
そして、森山に言うセリフ「誰かになるんだよ、森山」
劉自身は「誰にもなれない存在」なのだが……。
最後、遠藤憲一演じるアカマ自動車社長は失脚するが、実のところ、彼を一番憎んでいたのも劉だったのかもしれませんね、
お前は誰だ?
俺はあんただ。
あいつは、あなたですよ。
劇中かわされるアイデンティに関わるセリフの応酬。
劉というキャラがいるからこそ、このセリフが生きてくるのだと再認識。
閑話休題
色々見てまわると、こちらで上映するかどうかはともかく、色々と興味深い作品がありますね。
いばらの王
地球美紗樹は読んだのだが・・・
そういえば、岩原さんじゃなかったか?
トミーカイラの車を買ったのは?
たしか、いまはなきスバルプレオベースのやつ。
トミーカイラを知らない人は、ぐぐれ(笑)
半分の月がのぼる空
ふむ、舞台は伊勢なのか?
作品タイトルは、前々からきいているのだが・・・
どうにも、難病ものは苦手だ。
コメントに困る。
見ていて、腹がたつことの方が多いし・・・理由は聞くな(爆)